外で過ごすのが気持ちいい季節だからこそ、肌トラブルに注意したいですね ※写真はイメージです (c)GettyImages
外で過ごすのが気持ちいい季節だからこそ、肌トラブルに注意したいですね ※写真はイメージです (c)GettyImages
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 新緑がまぶしい、爽やかな季節になりました。旅行や行楽へと出かける機会も多くりますが、この時期は紫外線や気温の上昇などによる「皮膚のトラブル」にも注意が必要。そこで今回は、春から夏にかけての皮膚トラブル対処法をご紹介します。この記事では、日本の漢方のルーツである中国の伝統医学「中医学」をもとに、4つのタイプ別【春のストレス対策】を専門家が分かりやすく説明します。

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■ 気候や環境の変化、身体の不調が肌トラブルの原因に

 春から初夏にかけての季節は、木々が芽吹き、すべてのものが伸びやかに成長を始めます。人の身体も動きが活発になり、エネルギーを外へと発散するように。この働きによって体内の老廃物が外に排泄されやすくなり、皮膚のトラブルが起こりやすくなるのです。

 肌トラブルは、気候や環境の変化、アレルゲンといった外からの要因である「外因」と、身体の不調、アレルギー体質などの体内の要因「内因」、この2つの原因によって現れるものと中医学では考えます。

 例えば、五行学説では「皮膚」は「肺」にあたるため、まず肺を健やかに保ち、肌トラブルの外因で、邪気のひとつである「風邪(ふうじゃ)」を寄せ付けないことがポイント。

 一方、ジュクジュクした症状は「湿邪(しつじゃ)」が原因となるため、身体の中にたまっている余分な湿(しつ)を排泄するため「脾胃(ひい)」(消化器系)の機能を高めることも大切です。また、皮膚の炎症などは、皮膚に停滞する「毒素」が原因となるため、解毒作用を持つ「腎」(腎臓)の働きを高めることも改善につながります。

 このように、肌トラブルは、表面的にケアをして症状を抑えるだけではなく、身体の中から改善していくことがとても大切。少し時間はかかりますが、日頃から健康に過ごす対策をして、しっかり体質を改善していきましょう。

【チェック】春から夏の肌トラブル対策

 春から夏にかけて、気温はぐんぐん上がります。梅雨の時には湿気も多くなり、肌トラブルが悪化しやすい時期。気候の変化に応じて症状別の食材を参考に、体質改善を心がけ、つらい症状をなるべく抑えるようにしましょう。

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かゆくなる、ジュクジュクするタイプの養生法