週刊朝日ムック『歴史道別冊SPECIAL 戦国最強家臣団の真実』から(イラスト/瀬川尚志)
週刊朝日ムック『歴史道別冊SPECIAL 戦国最強家臣団の真実』から(イラスト/瀬川尚志)

 古来、戦闘は、音のでる鏑矢が放たれることによって開始の合図となっていた。その後、双方の足軽が敵陣に向けて一斉に矢を放つ矢合わせが行われ、互いの陣形を突き崩しにかかる。なお、この矢合わせは、鉄砲が普及した戦国時代末期には、鉄砲で行われることになった。

 弓矢や鉄砲で打撃を与えると、長柄の槍をもった槍組の足軽が、敵陣に向けて進撃する。それで敵の陣形が崩れれば、騎馬武者や足軽が突撃していく。

 このころになると乱戦となり、最終的に、敗北したほうが戦線を離脱する。そして、戦場に残ったほうが勝者となり、勝ち鬨をあげて合戦は終結した。

週刊朝日ムック『歴史道別冊SPECIAL 戦国最強家臣団の真実』から(イラスト/瀬川尚志)
週刊朝日ムック『歴史道別冊SPECIAL 戦国最強家臣団の真実』から(イラスト/瀬川尚志)

※週刊朝日ムック『歴史道別冊SPECIAL 戦国最強家臣団の真実』から