エンゼルスの大谷翔平(GettyImages)
エンゼルスの大谷翔平(GettyImages)

 大谷翔平が所属するロサンゼルス・エンゼルスの専門メディア『ヘイロー・ハングアウト』は、昨年の日本での大谷フィーバーに大きな衝撃を受けたようだ。同メディアは、「大谷翔平の世界的旋風がどれだけばかげていたか、その数値がGQで明らかに」という記事を1月18日(現地時間:以下同)に掲載し、その冒頭で次のように書いている。

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「大谷のアメリカでの注目度は誰もが知っていることではあるが、彼が日本でどれだけ盛り上がっていたかは知ってますか?もちろん、日本でも非常に人気があると思うかもしれませんが、それがどれほどであったのかを知れば、あなたは驚愕すると思います」

 同記事は、老舗男性ファッション誌『GQ』の大谷特集(1月12日掲載)で紹介された次の事実を取り上げた。

「日本のマスコミには、大谷だけを取材するジャーナリストが20人もいる。メジャーリーグでもなく、エンゼルスでもなく、ただ、大谷翔平だけをだ」(『GQ』より)

 昨年、大谷は、テレビや新聞、雑誌にウェブなど、ありとあらゆる媒体で取り上げられていた。しかも、その内容は、ホームランや成績といったものだけではなかった。大谷が試合中に見せた仕草や審判や相手選手と談笑していたといったもの、現地ファンのリアクションだけを綴るなど、いわゆる“小ネタ”といえるような内容も多々あった。

 このような日本での報道については、大谷自身も関係者を通じて把握していたようではある。『GQ』の中では、大谷の通訳である水原一平氏のコメントを次のように紹介している。

「今のところ彼の人気に匹敵する人は誰もいないでしょう。彼(大谷)は、日本でのオリンピックよりも話題だったと多くの人から聞いています。このパンデミックの中で最も明るい話題。多くの人が、翔平を見るために早起きしていたようです。彼がホームランを打てば、日本全体が明るくなり、仕事に行く人々のその日(の良い気分)も作りました」

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