婚約内定会見の際の眞子さまと小室圭さん (c)朝日新聞社
婚約内定会見の際の眞子さまと小室圭さん (c)朝日新聞社

 秋篠宮家の長女眞子さま(29)が婚約内定者である小室圭さん(29)と年内に結婚する方向で調整されていることが報じられた。小室さんの母親と元婚約者の間の金銭トラブルをはじめ、様々な問題が解決に至っていない中での結婚報道をどうみるか、セレブウォッチャーでコラムニストの辛酸なめ子さんに聞いた。

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 結婚については、「やっぱり」という気持ちですが、今年中にというのは意外でした。小室さんの母親と元婚約者の間での金銭トラブルは膠着状態のままですし、何かしら解決の糸口が見えてからかと思っていたので。

 眞子さまのご結婚への強い意思は「公よりも私を重んじている」と指摘されましたが、最終的に眞子さまのお気持ちを優先された決断だと思います。眞子さまと小室さんのご結婚がきっかけで皇族への尊敬の念が薄れるという人も多いでしょうが、世界的にみても、いまは王族をただありがたがるのではなくて、普通の人と平等と感じるようになっていくというのが、時代の流れなのかもしれませんね。

 婚礼に関わる儀式が行われないという方針には、秋篠宮さま紀子さまが小室家と積極的に関わりたくない、まだ信用できていないという気持ちの表れのように感じます。ただ、娘の幸せを尊重して結婚はさせるという感じでしょうか。紀子さまは悠仁さまのことを中心に考えておられるでしょうし、皇族として積極的に関わらない選択をされているのではと思いました。

 ニューヨークで新生活を始めるともいわれていますが、物価も高いですし、もし病気になった場合、医療費も日本と比べるとかなり高額ですよね。日本だと例えば年収1千万円以上でお金持ちという印象ですが、実際に住んでいる知人に聞くと、その程度ではニューヨークではとても品位を保って暮らしていけないといいます。新人の弁護士としての給料で、今後もしお母さんが加わったら、と思うと、余計なお世話かもしれませんが経済的に不安があるのではと思ってしまいますね。今まで眞子さまを見守ってきた国民からすると、ニューヨークで困窮するお姿は見たくないという人も多いのではないでしょうか。

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小室さんの「レットイットビー」的なマインドが頼りない