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バッハ会長の圧力で五輪有観客を再検討 菅政権は支持率up狙いで「新Go To事業も」

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菅義偉首相と7月14日、面会したIOCのバッハ会長(C)朝日新聞社

菅義偉首相と7月14日、面会したIOCのバッハ会長(C)朝日新聞社

 時事通信の世論調査(9~12日に実施)で、支持率はついに29.3%となり、危険水域に入った菅内閣。しかし、菅義偉首相は超ポジティブな言動で周囲を驚かせている。官邸関係者がこういう。

【写真】二階幹事長が推すポスト菅の大穴はこの人

「この間の動きを踏まえれば当然の数字ではありますが、やっぱり衝撃的な数字でした。それでも菅首相は異様に強気で、五輪、ワクチンの一辺倒です。五輪もワクチンも今やネガティブな要素になっているのですが、このふたつを成功させさえすれば、自分はまだいけると思えるポジティブさは一体、どこからくるのか……」

 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は17日、都内のメインプレスセンター(MPC)で会見した。菅首相に再び有観客を提案した件について問われると、「誰かが私的な話を漏らした。発言は避けたい」としつつも、事実上、有観客の提案を認めたという。

「菅首相もIOCのバッハ会長と同じで、あわよくば有観客、と本気でまだ思っています。大会が始まりさえすれば、そのような機運が盛り上がってくると、丸川五輪担当相、橋本組織委会長、武藤事務局長らと何とか一部を有観客でと検討を始めています。バッハ会長は一貫して有観客にこだわり、その圧力に押され、5者協議では誰も口火を切らず、丸川大臣と橋本会長は最後までダンマリだったそうです。武藤事務総長は『無観客は小池知事が決めた』と弁明していました」(同前)

 だが、感染力の強いデルタ株の影響で、東京のコロナ感染者は17日、4日連続で1000人を超え、再拡大に歯止めがからない状況だ。

 東京五輪関係者15人が同日、新たに新型コロナウイルス検査で陽性となり、選手村のスクリーニング検査で初めての陽性者も出た。内訳は業務委託スタッフ7人、大会関係者6人、メディア2人、エリアは東京9人、北海道1人、宮城1人、茨城1人、埼玉1人、千葉2人。1日以降、計45人の感染者が確認され、増加傾向にある。

「ゲームチェンジャー」だったはずの新型コロナウイルスのワクチンも東京五輪の開催を目前に控え、供給不足に陥り、問題化している。


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