理学療法でなかなか改善しない場合は、リハビリとしての体操もすすめられる。寝返りをする体操や、「寝る・起きる」を繰り返す体操などいくつかの方法があり、医師の指示にしたがっておこなう。浮遊耳石置換法は、病院で医師がおこなう治療だが、体操は患者自身がおこなうことができ、続けることでめまい予防の効果も期待できるという。この病気は再発することが多く、両医師は、予防のためにも体操を続けることや、適度にからだを動かす習慣をつけることをすすめている。

(文・出村真理子)

※週刊朝日2021年7月9日号より