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選手が苦悩 緊急事態宣言で無観客試合に「モチベーションを上げるのがキツイ」

牧忠則dot.
生で野球観戦できる日はいつになるのか(C)朝日新聞社

生で野球観戦できる日はいつになるのか(C)朝日新聞社

 阪神ファンが集まった甲子園なら、また熱気も違ったかもしれない。阪神のドラフト1位佐藤輝明が、2日の広島戦(甲子園)でプロ初の4番でスタメン起用されると、2点を追う5回無死満塁の好機で野村祐輔から逆転満塁アーチ。新人の4番が満塁弾を放つのは1950年以来71年ぶりの快挙だった。この鮮やかな1発が決勝打となり、阪神は3連勝で最多タイの貯金12に増やした。

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 この一戦は無観客試合で行われた。新型コロナウイルス対応の改正特別措置法に基づく緊急事態宣言が東京、大阪、京都、兵庫の4都府県に発令されたため、政府が5月11日までの期間中に同地域で開催されるイベントを無観客とするように要請したためだった。
 
「佐藤の歴史的な一打にテレビで試合観戦していた阪神ファンからはSNS上で歓喜のメッセージが殺到しました。ただ、『スタンドであの満塁本塁打を見たかった』、『繁華街やホームセンターは混雑しているのに球場だけ無観客は不公平に感じる…。佐藤のホームランを生で見たかった』というコメントも見られました。確かにファンの心情を考えると複雑ですよね」(在阪スポーツ紙デスク)
 
 無観客で開催される試合は4月27日から対象地域で開催予定の18試合。セ・リーグは巨人が東京ドームで行う4試合、ヤクルトが神宮球場で行う4試合、阪神が甲子園で行う4試合の計12試合。パ・リーグは、オリックスが京セラドーム大阪で行う5試合、日本ハムが東京ドームで行う1試合の計6試合という内訳になっている。
 
 新型コロナウイルスの影響により、史上初の無観客試合で開催されたのが昨年6月19日。その後に入場制限が緩和されて5000人に。全国各地で感染者数が減少傾向にあったことから、球場の収容人数の50パーセントを上限に開催が可能となった。

 だが、コロナはなかなか収束しない。今年に入り2回目の緊急事態宣言が首都圏、関西、東海地方で発令されると、重症化リスクが高い変異株の感染が拡大したのを受け、4月23日に3度目の緊急事態宣言が発令された。


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