白滝さんも同意見だ。

雅子さまが皇居に入っちゃったら、私たちは全然、見れなくなってしまう。コロナ禍では都内でのイベントも中止や延期になっていますから」

 白滝さんは雅子さまがオーストラリアを公式訪問なさった時にも、現地で追っかけたことがある。

「雅子さまの立ち姿が撮れるのは、来年あたりではないかと思っています。コロナが収まったら、地方へも行ってほしいと思っています。そうすれば、私たちも皇居の門か東京駅でシャッターチャンスがやってきます」

 白滝さんが雅子さまの外出を望む理由は、撮影チャンスだけではないという。

「雅子さまはどこかへ外出して、人と会って話をしていなきりゃ、イキイキとしてこないんです。御所や皇居の中で巣籠もりでは、精神的にストレスになりますよ。静養先の下田や那須、オーストラリアではたくさん人たちとおしゃべりになって、イキイキしてました。だから、コロナ禍が収まったら、地方にぜひ行ってほしいのです」(白滝さん)

 雅子さまの追っかけ主婦たちによると「雅子さまが私たちを見つけると、必ず、車の窓のカーテンを開けて手を振ってくださるんですよ」。

 追っかけ主婦たちが雅子さまをどんな時も見守っているように、雅子さまも追っかけ主婦の活動を温かく見守っているのかもしれない。

 数々の写真からは雅子さまの思いが伝わってくるようだ。
(AERAdot.編集部 上田耕司)

著者プロフィールを見る
上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

上田耕司の記事一覧はこちら