「めまいで転倒」という死亡リスク 高齢者の「不慮の事故」の本当の意味 (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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「めまいで転倒」という死亡リスク 高齢者の「不慮の事故」の本当の意味

「ただの転倒」と甘く見てはいけない(写真/Getty Images)

「ただの転倒」と甘く見てはいけない(写真/Getty Images)

 また、難聴で音の指向性が分かりにくくなることも一因だといいます。音の発する位置が分からないと、バランスを崩して転倒するリスクにもなるそうです。

「音の方向が分からなければ視覚で補うということも考えられますが、高齢者では難しい場合も多い。補聴器(両耳装用)で音の方向が分かるようにすると安全です」

 難聴の治療以外に、いますぐできる予防策はないでしょうか。

「転倒防止には、足元の情報が大事です。マットレスの上に立つとふわふわして不安定ですよね。足元の感覚が分かるように靴底の薄い靴を履くことをおすすめします。また、歩く際に杖やパラソルをつくこともおすすめです。地面の感覚を手のひらに入れるだけで、安定しますよ」

「めまい」の一因である難聴を防ぐにはどうすればいいでしょうか。イラスト・写真が増えてより読みやすくなった『「よく聞こえない」ときの耳の本 2021年版』では、難聴が引き起こす健康リスク、近年変わりつつある補聴器の最新トレンドなど、医師、言語聴覚士など総勢21人の医療関係者の監修&補聴器販売店への取材をもとに紹介しています。

(文/白石圭)

※『「よく聞こえない」ときの耳の本 2021年版』から


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