それよりも重い階級を見ると、ストロー級では元女子レスリングの日本王者で今はUFCで戦う村田夏南子が12位、井上直樹の妹でUFCに参戦している魅津希が36位、ONEのタイトルマッチで戦った経験があるV.V Meiが38位と続く。“ジョシカク”人気をこれまでけん引してきたRENAが48位、ONEで実力、人気ともに高い平田樹が60位、SARAMIが74位となっている。

 さらに重いフライ級に目を向けると、昨年末にBellatorと契約を結んだ渡辺華奈が31位、奈部ゆかりが44位、杉山しずかが54位で続いている。

 体重差のハンデがない場合、誰が最も強いかの指標となるパウンド・フォー・パウンドでは9位に浜崎がランクしていることからも、世界的に日本の選手が高い評価を受けていることが分かる。女子ファイターは絶対数が少ないということも否定できないが、男子よりも先にUFCで世界チャンピオンが誕生する可能性は高いかもしれない。

 このように男子は過去にUFCとBellatorで実績を残した堀口を除いては、決して世界的な評価は高くはない。だが、日本で知名度のある格闘技団体で王者になるようなレベルのファイターはトップ100位以内に入っていることからも、ある程度の認知度はあるようだ。

 どの階級のランキングを見ても上位はほぼUFCを主戦場にしている選手たちであるため、これから日本人の選手が上を目指すのであれば、UFC参戦がやはり世界トップへの近道となるだろう。