いつも自分が犠牲に…働くお母さんが涙“お片付けのプロ”が作った「自分だけの部屋」 (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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いつも自分が犠牲に…働くお母さんが涙“お片付けのプロ”が作った「自分だけの部屋」

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【Before】片づけきれずに何年も放置されたモノ(著者提供)

【Before】片づけきれずに何年も放置されたモノ(著者提供)

【After】大好きなモノに囲まれた、一人で落ち着ける空間に(著者提供)

【After】大好きなモノに囲まれた、一人で落ち着ける空間に(著者提供)

 今年も年末のお掃除シーズンがやってきた。だけど、どうにも腰が重くて動けない……そんなあなたに朗報だ。多忙な方やシニアに向けて数々の革命的な提案をしてきた古堅純子が解く、一生散らからない“片づけの新常識”とは。『なぜかワクワクする片づけの新常識』より抜粋して紹介する。

【After】何年も放置されていた屋根裏の収納場所が…

*  *  *
 片づけは、捨てるのがゴールではありません。好きなモノを生かす暮らし、幸せな暮らしをつくるのがゴールです。

 こんな例がありました。まだ手のかかる男女の兄妹がいる共働きのお宅です。

 家の中は子どもたちのおもちゃや洗濯物、食べ残しのお菓子や保育園の道具などが散乱していました。

 子どもたちのお父さんは仕事が忙しく、深夜近くにならないと家に帰れません。必然的に定時退社できるお母さんに、家事、子育てすべての負担がのしかかっていたのです。

 お母さんが家事育児に奮闘している痕跡はあちらこちらに見受けられましたが、いかんせん、子どもたちのパワーに圧倒され、力つきてしまった様子です。

 私はその家の家事動線を整え、最小限の労力で家事ができるよう、家事の仕組みを整えました。でもここでふれたいのは、そのことではなく、疲労困憊していたお母さんが、疲れをいやせる安らぎの空間をつくったことについてです。

 その家のある部屋にマンガ本が積み上げられているのを、私は発見しました。

「マンガが好きなんですね?」と聞いてみると、お母さんが恥ずかしそうに「マンガ本、多いですよね。これでもけっこう捨てたんです」と言うのです。

 私はちょっと驚いて「でもマンガ、好きなんですよね? どうして捨てたんですか?」と聞くと、「だって、こんなにいっぱいあったら、しまう場所もないし」と答えます。

 お母さんは、ずっと自分を犠牲にしていたのです。家の中がぐちゃぐちゃで、リビングにはモノがあふれていて、片づけなきゃと思うのですが、フルタイムで働いていて、思うようにそれができない。

 しかたないので、少しでもモノを減らそうとして、自分の大好きなマンガ本を捨てていたのです。


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