「本が苦手だった子どもが…」パックンが『科学漫画サバイバル』が1千万部を超えた理由を解説

朝日新聞出版の本

2020/12/08 11:32

パトリック・ハーランさん
パトリック・ハーランさん
高濱正伸さん
高濱正伸さん

 2008年に日本での発売が開始された学習マンガ『科学漫画サバイバル』シリーズが、今年秋に累計1000万部を突破した。

【学習にマンガを使う効果は大きいと語る「花まる学習会」代表を務める高濱正伸さん】

 次々と襲い掛かるピンチに、主人公の子どもたちが勇気と知恵で立ち向かう「生き残り」=サバイバルがテーマの科学漫画。これまで「新型ウイルス」「人体」「異常気象」「AI」「ゴミの島」など、身近で幅広い45のテーマを取扱い、12月には最新刊『超高層ビルのサバイバル1』も発売される。

 さらに今年は映画「人体のサバイバル!」の公開まで実現。タイトル通りこの世界をサバイバルし続け、人気シリーズの座を不動のものとしている。一体なぜここまで子どもの心をひきつ続けることができたのか、1000万部突破にお祝いコメントを寄せた著名人3人のインタビューから探る。2回目はお笑い芸人「パックンマックン」としても活躍するタレントのパトリック・ハーランさんと、「花まる学習会」代表の高濱正伸さんに聞く。

*  *  *
 読書離れが叫ばれて久しいが、『科学漫画サバイバル』シリーズは本の世界に子どもたちを導く「GATEWAY」(門)だと語るのは、タレントのパトリック・ハーランさん。2人の子どもが『科学漫画サバイバル』シリーズにはまっているそうだ。

「我が家ではいろいろなご褒美を本にしているのですが、一時期『このお手伝いをしたらサバイバルを買ってあげるよ』というのが一番効き目がありました」

 上の子のお気に入りは『恐竜世界のサバイバル』。字の本が苦手だったというが、『科学漫画サバイバル』シリーズを読んで自然とコラムも読むようになり、そのうち「自力で本を読み、勉強をする習慣が身につきました」と言う。

「僕は字ばかりの本も読んでほしいと思っていましたが、『サバイバル』シリーズは読書や勉強の世界に子どもを近づけてくれる重要な玄関口だと思います。お手伝いをしなくても読ませたかったくらいですね」

 前述の通り「サバイバル」シリーズにはコラムがついているが、「イラストや写真が豊富で、子どもが読みやすい工夫がなされているのがいいですね」とも語る。

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