「本が苦手だった子どもが…」パックンが『科学漫画サバイバル』が1千万部を超えた理由を解説 (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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「本が苦手だった子どもが…」パックンが『科学漫画サバイバル』が1千万部を超えた理由を解説

パトリック・ハーランさん

パトリック・ハーランさん

高濱正伸さん

高濱正伸さん

「知識がたくさん載っていて、他の人よりすこしそのジャンルに詳しくなれる。そうすると、周りに話したくなる。そういう刺激を得られるシリーズだと思います」

 副産物もある。

「『サバイバル』のおかげで、漢字も読めるようになりました。ふりがなが振ってあるけど、ストーリーを漢字で追ううちに自然と漢字も覚えるんです。1000万部という数字もすごいですが、それだけ多くの読者に何億個もの学びと、数えきれない喜びを与えてきたということだと思います。好奇心を引き出す、すばらしいシリーズです」

 なぜ、「サバイバル」は人気が衰えないのか。「花まる学習会」代表を務める高濱正伸さんは、「どんな子どもたちも一瞬で引き付けるのは、幽霊を見た話か、死にかけた話なんです」と言う。

「様々なシチュエーションで主人公たちが生き残りをかけて冒険する『科学漫画サバイバル』シリーズは、まちがいなく子どもたちが大好きなストーリー。1000万部売れた理由がよくわかります」

 学習にマンガを使う効果は大きいと高濱さんは語る。

「知らない世界の知識を得るとき、言葉で触れるだけではなくマンガによってイメージと一緒に印象づけたほうがより定着すると感じます。マンガは絵とストーリーの力で、色々な世界を疑似体験できるので、小学生の勉強で実感をもちにくい内容は、最初にマンガで学ぶのもいいのではないでしょうか」

『サバイバル』を読んでおくことで、「中学や高校で理科を勉強するときにとても役に立つでしょう」と高濱さんは語る。

「例えば飛行機が墜落しても、地面に落ちる直前にジャンプして降りればいいじゃないという間違った感覚を持っている子がいるんです。『サバイバル』で様々な疑似体験をすることで正しい感覚を身につければ、あとで理科を体系立てて学ぶときに理解がスムーズになります」

(ジュニア編集部・福井洋平)


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