驚愕の配当、大本命の敗退…場内が“異様な雰囲気”になったG1史上最大の波乱は? (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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驚愕の配当、大本命の敗退…場内が“異様な雰囲気”になったG1史上最大の波乱は?

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杉山貴宏dot.
1998年の天皇賞(秋)では大本命ながら競争中止となったサイレンススズカ (c)朝日新聞社

1998年の天皇賞(秋)では大本命ながら競争中止となったサイレンススズカ (c)朝日新聞社

 新型コロナウイルスの影響で無観客開催が続いていた日本の競馬も、10月から限定的ながら観客の入場が再開。それを祝うかのようにデアリングタクト、コントレイルが無敗での三冠達成という偉業を相次いで達成し、アーモンドアイは史上初めて芝G1の通算8勝を成し遂げた。

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 人気を集めた主役が期待通りに勝利を収めてハッピーエンドが競馬の醍醐味ならば、大多数が予期していなかった結末を迎えるのも競馬の面白さ。今回は記憶に残る大波乱のエンディングを迎えたG1レースをいくつかピックアップしてみる。

 大波乱とひと口に言ってもパターンは2つに分けられる。人気薄の伏兵たちが上位を占めて超高額配当が飛び出したレースと、大本命馬がまさかの敗戦を喫したレースだ(その複合パターンももちろんある)。

 前者の最たる例は、2015年のヴィクトリアマイル。1番人気を集めていたのは前年のオークス馬ヌーヴォレコルトで、2番人気は良血馬ディアデラマドレだった。レースは18頭立ての最低人気だった江田照男騎乗のミナレットが大外から飛び出して大逃げを打つ展開。大きく離れた2番手に12番人気のケイアイエレガントが続いた。

 この日の東京競馬場は前がほとんど止まらない馬場だった。ミナレットが直線に入ってからも粘り腰を見せる一方、後続は前との差を詰められない。残り100メートル付近でようやくケイアイエレガントが先頭に上がり、最後は5番手集団から唯一追い込んできたストレイトガールが2頭をまとめて差し切った。

 5番人気─12番人気─18番人気で決着した3連単の配当は、驚愕の2070万5810円。これはもちろん日本競馬のG1史上では最高配当で、2位である2008年の秋華賞(11番人気ブラックエンブレムが勝利)で出た1098万2020円に2倍近い差をつけ、ぶっちぎりの大穴として今でも記録に残されている。

 1番人気が2着に入ったにもかかわらず、3連単が973万9870円もついたのは2007年のNHKマイルカップ。1番人気のローレルゲレイロは先行集団につけ、直線では馬場の真中へ進路を取っていったんは先頭に立ったが、後方待機から末脚勝負にかけた17番人気の牝馬ピンクカメオが最後は豪快に差し切った。さらに3着に18番人気のムラマサノヨートーが入ったことで、上記の高配当となった。


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