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田中みな実「何がやりたくてテレビに出続けるのか?」と思わせる存在感

連載「道理で笑える ラリー遠田」

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田中みな実(C)朝日新聞社

田中みな実(C)朝日新聞社

 田中みな実とは、巨大な空洞である。10月27日放送の『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK)に出演した彼女を見てそう思った。

【写真】フジテレビ最終面接落ちも、今最も勢いのあるフリーアナウンサーはこの人

 番組の取材カメラは、ひとつひとつの仕事に真面目に打ち込み、あけすけに本音を言う彼女の姿を映し出していた。だが、そこには普通のタレントなら当然あるはずの個人的な情熱や欲望といったものが感じられなかった。

 彼女は誰のために、何のために、何がやりたくて、こんな苦行みたいなことを続けているのだろう。そう思わずにはいられなかった。

 田中は大学卒業後、アナウンサーとしてTBSに入社し、ぶりっ子キャラを打ち出して活躍していた。当時は同性からの支持が少なく、「嫌いな女子アナ」ランキングの常連だった。

 ところが、フリーになってからは女性人気が高まってきた。セミヌードで女性誌の表紙を飾ったのをきっかけに、美容への人並み外れたこだわりが注目されるようになり、憧れの存在として認識されるようになった。その後は女性誌や美容雑誌の表紙を飾るようになり、新しい支持層を確立した。写真集も60万部を突破するベストセラーとなった。

 しかし、番組の中で田中は、自分は何のプロでもない中途半端な存在だと語っていた。番組収録でしゃべりすぎたことをいつまでも引きずり、密着取材するディレクターに対して「飽きてないですか?」と何度も尋ねていた。

 自分のインタビュー原稿の一語一句に修正を加え、見出しの内容にまで口出しする。そこまでするとめんどくさい人間だと思われることはわかっているが、ウソをつきたくないのでやめられない。彼女は常に不安に駆り立てられながら、周囲の期待に応えようともがき続けていた。

 田中は「調子に乗る才能がない人間」だと思う。仕事でどんなにほめられても、浮かれて喜ぶということがない。それは、彼女自身が誰よりも自分のことを厳しく見ているからだ。モデルとしての仕事を増やしていることについても「元局アナが肌を露出しているのを面白がってくれているだけ」と思っている。


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