※写真はイメージです(撮影/張溢文・写真部)
※写真はイメージです(撮影/張溢文・写真部)

 海外経験ゼロの「AERA English」担当編集者がオンライン英会話に初挑戦。無料期間で3 社を試してみた。現在発売中の『AERA English2020 Autumn & Winter』では、寝坊をしたり、講師選びに失敗したりといった初体験のあれこれや注意点をリポート。無料体験を受ける前にご一読を。

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 今回この企画を担当するまで、オンライン英会話についての知識はほぼ皆無だった記者。まずは実態を知ろうと、無料期間を活用してレッスンを受けてみることにした。

 ひとまずインターネットで調べて「おすすめのオンライン英会話10選!」という記事を読んでみた。しかし会社の選び方どころか、どんなふうに会話するかのイメージもわいてこない。これはとにかくやってみるしかない。低価格だったり、大手だったり、ネイティブ講師がいたりと、興味の赴くままに3社選んでみた。

 オンライン英会話の第一歩はレッスンの予約だ。どの会社も、レッスン前にまずは講師と教材を選ぶ。 初めてのレッスン。画面には、選んだ覚えのない講師の顔が。しかし名前は合っている……。イメチェンしたのかと勝手に決めつけ、必死で質問に答えていたらいつの間にかレッスンは終わっていた。講師選びも見た目が大事ということなのか、プロフィル写真と画面に映る顔が違うことはその後も多々あった。どんな人が出てきても、驚くことなかれ。

 講師との相性は実際に受けてみないとわからない。講師のプロフィルや評価を確認できた会社では、趣味の欄や評価の☆の数を参考に選んだ。評価の高い講師はみな、単語を並べるだけで意味をくみ取ってくれ、話が途切れてもその度に話題を引き出してくれた。ただし、どの会社にも講師は何千、何万人といる。回数の限られる無料体験レッスンだけで"この会社の講師は優秀"と判断するのは早計だろう。

■寝起きで受けてもOKレッスンは気楽に

 講師選びに失敗したこともあった。レッスン中、質問に答えられなくて言葉を探していると、冷たく「What?」と聞き返され、硬直。さらに、相手の画面がいきなり暗くなり、咀嚼音が……明らかに何か食べている。「なんて強心臓な!」と、驚きが隠せなかった。レッスンが終わったあとはヘトヘトなうえに、ショックも受けた。

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