■キャラの濃いあのタレントたちも「親友」

 仕事に子育てにと忙しい矢田だが、芸能界では意外な交友関係もあるようだ。毎日メールのやりとりをしているのは、最近結婚を発表し、世間をにぎわせた元サッカー日本女子代表選手の丸山桂里奈。「かりちゃん」「あこちゃん」と呼び合い、お互いのSNSにも頻繁に登場。9月8日に更新された丸山のインスタグラムでは、矢田から結婚祝いを贈られたことを報告。スイスの高級時計メーカーのフランクミュラーのお皿であったことを明かし、「お洒落すぎて鼻血でます」とつづっていた。また矢田はタレントのMattとも親交が深く、矢田が桑田家のホームパーティに参加したり、2人でディズニーランドへ遊びに行ったり、コロナ禍以前は多いときに週1ペースで会うほどだったという。キャラクターの濃い2人を友人に持つ意外性もまた矢田の魅力といえるだろう。

 ドラマウォッチャーの中村裕一氏は、女優としての彼女の魅力についてこう語る。

「コロナ禍による自粛期間中に『2020特別版』と題してリバイバル放送され話題を呼んだ、豊川悦司と常盤貴子主演のドラマ『愛していると言ってくれ』(1995年)がデビュー作だった矢田さん。豊川演じる画家の妹役としてフレッシュな演技と存在感がとても印象的でした。その後、当時の夫の逮捕と離婚によって世間的なイメージが悪くなってしまいましたが、2時間ドラマや刑事ドラマを中心に、女優復帰後もコンスタントに数多くのドラマに出演しているのは、それだけニーズがあるという証拠。同時に、女優としての実力も良い意味でまだまだ計り知れないところがある。子育てと並行してキャリアを重ねることは大変なこともあるかもしれませんが、映画やネット配信ドラマなどで重要な役を演じる機会も増えていくのではないでしょうか」

 40代となっても変わらぬ美貌で同性ファンも多い矢田。バラエティで見せる親しみやすく飾らない魅力を武器に、再び好感度タレントの上位に返り咲きする日も近いかもしれない。(高梨歩)

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高梨歩

高梨歩

女性ファッション誌の編集者など経てフリーライターに。芸能やファッション、海外セレブ、育児関連まで、幅広いジャンルを手掛ける。活動歴は約20年。相撲フリークの一面も。

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