巨人・坂本勇人の「凄さ」と「課題」 同じ強打の遊撃手・宇野勝氏に聞いてみた! (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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巨人・坂本勇人の「凄さ」と「課題」 同じ強打の遊撃手・宇野勝氏に聞いてみた!

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山岡則夫dot.
巨人・坂本勇人 (c)朝日新聞社

巨人・坂本勇人 (c)朝日新聞社

 巨人・坂本勇人は球史に残る選手だ。

 スマートかつダイナミックなプレーは、華を感じさせる『スター』である。

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 今季はここまで苦しいシーズンとなっているが「心配ない」と太鼓判を押すのは、かつて中日のスターだった宇野勝氏。同じ遊撃手で強打者という共通点がある宇野氏が、坂本の現在について語ってくれた。

「結果はもちろん見ていて単純におもしろい。長いプロ野球の歴史においても坂本ほどのスターはいない」

 宇野氏は坂本への賛美から話を始めてくれた。

「高卒でプロ入りして10代の頃からレギュラーとして活躍している。プロの世界で結果を残し続けることは難しい。それを10年以上続けているということだけで素晴らしい。また勝負強くて試合を決める活躍をする。時代は違えど長嶋茂雄、王貞治に匹敵すると言っても過言ではない」

 宇野氏もインパクトなら負けていない。中日、ロッテを通じてプロ通算18年、強打の内野手として活躍。本塁打王1回(84年)、ベストナイン3回を獲得し遊撃手としてのシーズン最多本塁打記録41本(85年)を持つ(ちなみに第2位は坂本が19年に放った40本)。また派手な珍プレーでも名前を轟かせ、全国的に名前を知られるプロ野球選手だった。

「僕とはまったく違う。巨人の中心選手としての知名度、重圧などは他球団のものと比べ物にならない。野球ファン以外でも坂本を知っている人は多いはず」

 しかし今シーズン、開幕から坂本は別人のようだった。特に打撃では思ったようなスイングができず、打率は2割台前半を行き来する時もあった。新型コロナウイルス蔓延に伴い、シーズン開幕が遅れたことの影響もあるのだろうか……。

「調整が難しかったのは間違いない。これまでは開幕から逆算して、自主トレ、キャンプ、オープン戦と調整ができていた。それが3月の時点で早々と開幕延期が決まり、調整すべてが振り出しに戻った。それを再び組み立て直すには時間がかかる」

「技術、体力、精神のすべてにおいて影響があるはず。練習試合など組まれたが、明らかに実戦形式での調整が少なかった。また開幕した6月19日の梅雨時期には、どんな選手も必ず疲労が現れる。連日、ジメッとした天気では誰だってコンディションは崩れるよ。気持ちの部分でも1度切れてしまっている。すべてでピークへ持ってくるのに時間がかかる」

 開幕の6月は選手の調子が上がらない梅雨時期。今年は開幕から調子が出ないのは想定内であり、夏場以降のこれからが重要だと続けてくれた。


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