一方、離婚したことがダイレクトに仕事に影響するのがバラエティ番組などに出演するタレントやお笑い芸人たちだ。11月に離婚を報告したSHELLYは現在、離婚を“ネタ”にしつつ積極的なテレビ出演を果たしている。

「例えば恋愛系のトークや不幸話など、あえてのテーマではない限りは、離婚エピソードが披露されることはないでしょう。逆に言えば、離婚していても好感度さえ下がらなければキャスティングには影響もありません。しかし、視聴者には離婚よりも結婚エピソードのほうが受けはいいので、離婚を売りにし続けるのも厳しいでしょう。そういう意味でSHELLYさんなどは今後、どう露出していくか気になります。芸人さんの場合は、しばらくは離婚ネタで笑いを取ることもできますが、相手が有名人でない場合、賞味期限はすごく短いので実力がなければいずれにせよ生き残れないでしょう。陣内智則さんやスピードワゴンの井戸田さん、ココリコ遠藤さんなどいまも離婚ネタでいじられていますが、実力があるからこそです」(民放バラエティディレクター)

■CM契約終了後に離婚する大物カップル

 同棲時代を含め27年目での離婚が報じられたユースケ・サンタマリアも話題となったが、自身の孤独な生活ぶりが明らかになったことも記憶に新しい。雑誌のインタビューでどんどん偏屈になっていくさまを嘆いていたこともあり、中年の悲哀が感じられた。

 2019年に相次いで離婚した芸能人たち。気になるのはイメージが最優先されるCMなど広告系の仕事だろう。 

「離婚をすると1年くらいの間はぐっとオファーが減るのが通例です。業界で一番アウトなのはおしどり夫婦系の芸能人カップルですね。CM放映中となると違約金も発生するので調整が必要です。最近だと、夫婦で現在CM出演中の大物俳優カップルに関して、不仲という噂があるのですが、契約期間中は離婚しないという契約条項があるそうで、離婚はしないそうです。放映が終わったら離婚発表するかもしれません」(広告代理店スタッフ)

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成功組の小倉優子