鈴木大地(写真)らを獲得した楽天の躍進はあるのか… (c)朝日新聞社
鈴木大地(写真)らを獲得した楽天の躍進はあるのか… (c)朝日新聞社

 謹賀新年、新たな1年の始まりに合わせて、2020年のペナントレースを大予想!今季のパ・リーグ王者となる球団はどこだ!?

【写真】「平成で最もカッコいいバッティングフォーム」はこの選手!

【1位】ソフトバンク

3年連続の日本一に輝いたソフトバンクだが、リーグ戦は2年連続の2位に甘んじた。その原因は故障者にあり、主力のコンディションさえ整い、各選手が持てる力を発揮できれば、間違いなく優勝するはず。優勝候補の大本命であることは間違いないだろう。大きな強みは千賀滉大と高橋礼の2人が充実一途であるということ。野手陣の高齢化は気になるが、ヤクルトから補強したバレンティンだけでなく、実力十分の日本人選手たちが控えている。選手層の厚さは、やはり随一を誇り、予期せぬアクシデントが起きたとしても優勝争いには加わる。Bクラスを予想することなど到底できない戦力を誇っている。

【2位】楽天

石井一久GMのもと今オフも積極補強を敢行した楽天。監督交代がどう影響するかが心配ではあるが、戦力的には鈴木大地、牧田和久、涌井秀章、酒居知史と実績十分の面々をチームに加えて楽しみな陣容が出来上がりそう。昨季は長期離脱を強いられた則本昂大、岸孝之の2人が万全ならば、ソフトバンク、西武とも真っ向から勝負でき、圧倒することもできるはずだ。鍵は松井裕樹か。2020年の先発転向を明言しており、これがチームにどう影響するか。先発陣は万全になる分、抑え役を誰にするのか。この部分をクリアできれば、球団としての2度目のリーグ制覇も見えてくる。不安もあるが、それ以上に楽しみなシーズンが始まろうとしている。

【3位】ロッテ

井口資仁監督体制のもとでチーム改革に取り組み、1年目の5位から2年目の4位と順位を上げたロッテ。今オフはFA戦線で鈴木大地が抜けたが、美馬学、福田秀平の2人を獲得。チーム内には投手野手ともに伸び盛りの若手がおり、そこに移籍組、さらにドラフトの新人が加わることで、チームは間違いなく活性化するだろう。何より、「今年は違う!」、「今年はやれる!」と思わせるオフを過ごしており、これが選手全員、チーム全体に波及するはずだ。予想順位としては前年よりの1つ上の3位としたが、開幕から好スタートを切れば、CS争い以上の優勝争いも可能になる。

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残念ながらBクラスの予想は…