拘束された日本人記者が告白! 長時間拘束で中国当局がどうしても知りたかったこと (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)
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拘束された日本人記者が告白! 長時間拘束で中国当局がどうしても知りたかったこと

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世界的スクープとなった次世代ステルス戦闘機「殲20」の滑走テストの様子。四川省成都市の飛行場で。この翌日、峯村氏は中国当局に拘束された=峯村健司氏撮影

世界的スクープとなった次世代ステルス戦闘機「殲20」の滑走テストの様子。四川省成都市の飛行場で。この翌日、峯村氏は中国当局に拘束された=峯村健司氏撮影

峯村:2011年に新型ステルス戦闘機の初めてのお披露目の現場でした。そのとき写真を撮って、世界のメディアで初めてスクープしたまではよかったんですが、そのあと、拘束されてしまって約9時間取り調べを地元の警察署で受けたことが最長でした。

荻上:そのときの拘束は、どんな流れでしたか?

峯村:取材が終わって、さあこれで大丈夫だと思って仲間たちと食事をした後、レストランを出たら取り囲まれていました。そのまま有無も言わさず警察署に連行されてしまいました。

荻上:それは通常の警察官に取り囲まれるんですか?

峯村:それがいまいちよく分からないんですが、あとから考えると、反スパイ組織機関である国家安全省の人たちだったのかなと思います。普通の制服を着た警官ではありませんでした。

荻上:拘束されて、どこに連れて行かれるんですか。

峯村:近くの警察署でした。

荻上:どんなことを聞かれるんですか。

峯村:彼らもプロなので、手練手管にいろんな質問をしてきました。いちばん聞きたかったのは、「なんであなたはこの現場を知っているんですか」ということだろうと思います。この最新鋭の戦闘機が飛ぶという情報をいったい誰から得たのですか、というその一点だけを聞きたかったのかなと思います。

荻上:リーク元を知りたがったと。

峯村:そういうことですね。

荻上:それだけは記者として口は割れないですよね。

峯村:そうですね。それは割りません。実際、いろんな情報から私も総合して判断して来ていたので、誰か1人から聞いたわけではありません。そこは一生懸命説明して、分かってもらえたかは分からないですが、そのまま刑事事件にはならずに済んだというのが実情です。

南部:9時間というのはずーっとなんですか? 休みなく聞き続けられるんですか?

峯村:そうですね。2人の取調官と中国語でやりとりをするという状況で、立つことができたのはトイレに行くときだけです。そのときも1人の取調官はずっとついてきました。


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