初のMGCで中村が魅せた! 大迫は“半端ない”脇役に (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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初のMGCで中村が魅せた! 大迫は“半端ない”脇役に

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東京五輪内定を勝ち取った中村匠吾. (c)朝日新聞社

東京五輪内定を勝ち取った中村匠吾. (c)朝日新聞社

 2020年の東京五輪代表選手を決める選考レース「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」が9月15日、明治神宮外苑を発着点として開催された。男子は30選手が初めての試みとなる「明確な一発勝負」に臨み、2時間11分28秒で優勝した中村匠吾(富士通←駒澤大)、8秒差で2位に入った服部勇馬(トヨタ自動車←東洋大)の2選手が代表に内定した。日本記録保持者の大迫傑(NIKE←早稲田大)は3位となり、今後の対象レースの結果次第となった。

 8時50分のスタート時は26.5度。多くの選手が帽子を被るなか、被っていなかった設楽悠太(ホンダ←東洋大)がスタートと同時に思い切りよい飛び出しを見せる。最初の1キロを3分で通過すると、5キロ地点14分55秒、10キロ地点29分52秒と日本最高を上回るペースで独走態勢に入った。給水ポイントで氷を活用して身体を冷やす選手も多い暑い環境のなか、前日本記録保持者の勇気ある作戦がレースを引っ張り、ハーフ地点ではリードを2分1秒に広げている。

 しかし、25キロ辺りから設楽も苦しくなる。依然一人旅は続くも、30キロ地点で1分17秒差と徐々に2位集団から迫られると、35キロ地点では35秒差に。振り返って確認するが、足取りは重く、序盤の疾走感はなくなってしまう。上りに差し掛かった37キロでついに9人の集団が設楽をとらえると、集団は少しずつ横に広がって終盤の駆け引きに入り、それにつれて縦にも離れていく。

 39キロでスパートをかけたのが中村。数秒差で服部と大迫がつき、ここからは三つ巴の争いへ。41キロで大迫も仕掛けるが、中村も譲らない。中村はここからさらにギアチェンジすると、再度のスパートで大迫を引き離す。デッドヒートを制した中村が、そのままトップでゴールイン。中村は多くのメディアで優勝候補と目された「四強」を破り、見事な優勝で五輪切符を手繰り寄せた。


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