畳敷きの座席でワンデイトリップ! 希少な「お座敷列車」がこの夏オススメな理由 (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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畳敷きの座席でワンデイトリップ! 希少な「お座敷列車」がこの夏オススメな理由

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植村 誠 dot.#鉄道
485系特急形電車を改造したお座敷列車「華」(写真:photolibrary)

485系特急形電車を改造したお座敷列車「華」(写真:photolibrary)

畳敷きの掘りごたつ席が並ぶ「華」の車内(撮影/中井大和)

畳敷きの掘りごたつ席が並ぶ「華」の車内(撮影/中井大和)

ソファが置かれたフリースペース。乗客なら誰でも利用できる(撮影/中井大和)

ソファが置かれたフリースペース。乗客なら誰でも利用できる(撮影/中井大和)

「お座敷 青梅 奥多摩号」8月17・18・24・25日の時刻表

「お座敷 青梅 奥多摩号」8月17・18・24・25日の時刻表

 今夏、「華」で運行中の「お座敷 青梅 奥多摩号」。8月に乗車できるチャンスは、17・18・24・25日の4日間だ。ダイヤは別表のとおり。青梅線はJR東日本が「東京アドベンチャーライン」として魅力を発信中で、奥多摩の山々や多摩川の渓谷など自然豊かなアウトドアゾーンが沿線に広がるバッククラフトによる川下りやバーベキュー、渓流釣り、ハイキングなど楽しみ方もいろいろだ。

 青梅線は立川を起点に多摩川沿いを行く37.2kmの電化路線。車窓の見どころは奥多摩の山塊に分け入る青梅駅以西で、軍畑(いくさばた)以西では山岳路線の様相を呈し、ときに絶景が展開する。多摩川の左岸沿いを行くため、下り列車の場合は進行左側の車窓をチェックしてみたい。8月は川崎~奥多摩間での運行で、ほぼ全区間で多摩川をさかのぼるルートとなっている。川崎~立川間で経由する南武線の車窓をお座敷で眺めるのも、この列車ならではの体験だろう。

 また、8月17日(土)・18日(日)の下り列車では、親子で青梅線の自然について学べる無料体験コーナーをオープン(立川~御嶽間。4号車)。東京都立奥玉湖畔公園にある「山のふるさと村」のビジターセンタースタッフによるデモンストレーションなどが楽しめるので立ち寄ってみてはいかがだろう。

■お座敷列車に手軽に乗れるチャンス

 冒頭で触れたとおり、乗車には乗車券のほか普通列車用指定席グリーン券が必要。指定席グリーン券の購入には駅のみどりの窓口のほか、JR駅の指定席券券売機やJR東日本の「えきねっと」の利用も可能だ。すでに全運転日分が発売されており、7月26日現在で満席の列車も出ている。

 仮に希望列車が売り切れの場合でも、キャンセルされたきっぷを入手できることがあるので諦めないのが肝心。発車2日前以降は払戻手数料がアップするため、一般にはキャンセル分確保の狙い目とされている。しかし、普通列車用グリーン券は川崎~奥多摩間でも980円と割安。発車直前まで同額の払戻手数料が適用されるためこの作戦は利用できないので、こまめにみどりの窓口などでチェックするのが成功への道かもしれない。

 団体臨時列車で使用されることが多く、時刻表に登場する機会が少ないお座敷電車「華」。この貴重な列車を気軽に体験できるのが「お座敷 青梅 奥多摩号」最大の魅力だ。沿線散策を交えても往復乗車でのワンデイトリップが十分に可能だし、この夏に乗ってみたい列車のひとつなのは間違いないだろう。(文/植村 誠)

○植村 誠(うえむら・まこと)/国内外を問わず、鉄道をはじめのりものを楽しむ旅をテーマに取材・執筆中。近年は東南アジアを重点的に散策している。主な著書に『ワンテーマ指さし会話 韓国×鉄道』(情報センター出版局)、『ボートで東京湾を遊びつくす!』(情報センター出版局・共著)、『絶対この季節に乗りたい鉄道の旅』(東京書籍・共著)など。


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