「3代目タイガーマスク」として知られるプロレスラーの金本浩二(本名・金日宇)容疑者(52)が、神戸市中央区の自宅マンションで妻を殴ったとして、兵庫県警生田署に3月1日、暴行容疑で逮捕された。

 金本容疑者は1日午後0時半ごろ、自宅で妻(25)の頭を殴った疑い。 捜査関係者によると、「妻から昼頃、110番通報があり、警官が金本容疑者の自宅マンションに駆け付けた。

 すると、金本容疑者と妻が口論しており、その場で金本容疑者が『妻の頭を殴った』と認めたので、現行犯逮捕した。家には、生後数か月くらいの子供もいた」という。

 金本容疑者は妻を殴った理由をこう説明したという。

「妻が自分の携帯電話を勝手に見て、しつこく浮気を疑ったきたので腹が立った」

 金本容疑者は1990年に新日本プロレスからデビュー。メキシコに武者修行から帰国して、3代目タイガーマスクに大抜擢。華麗な空中殺法、アクロバティックな大技で人気を博した。

 その後、マスクを脱ぎ、金本浩二のリングネームで登場。金本容疑者を知るレスラーはこう話す。

 IWGPジュニアヘビー級王座、UWAジュニアヘビー級王者に輝くなど、ジュニアヘビー級では“最強”とも言われる実力者にのし上がった。

「当初はタイガーマスクの名前のとおり、空中殺法などを武器にしていた。だが、デビューから7、8年くらいするとラフなケンカ殺法にレスリングスタイルを変えていった。相手にケンカをふっかけるようなファイトで何人ものレスラーが、ケガをして即病院送りになった」

 そんなファイティングスタイルは、レスラーからは不評だったが、ファンからは支持を受け人気レスラーにのし上がった。

 そして、プライベートでは、2009年に女子プロレスラーのHIKARUさんと結婚。1児を授かったが、3年後に離婚

「離婚して以降、気に入らないことがあると先輩レスラーやプロレス団体の幹部にまで、罵詈雑言、文句を言う。リングでは思いっきり暴れればいい。だが、金本はリング外でもやりたい放題だった」(前出・レスラー)

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サインがほしいとやってきたファンを殴りつけ…