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元横綱の日馬富士が元幕内の貴ノ岩を2017年、カラオケのリモコンなどで殴り、ケガを負わせた事件はまだ記憶に新しい。
【写真】橋詰容疑者がボクサー時代、ライバル視していたのは…あの選手!
今度は元プロボクサーが元力士の頭をカラオケのリモコンで殴り、死亡させ、逮捕されるという事件が大阪府松原市で2月18日に起きた。
傷害容疑で大阪府警に逮捕されたのは、元プロボクサーの橋詰知明容疑者(30)。事件は大阪市松原市のラウンジで起こり、カラオケの最中に元力士・杉の山だった浅田宗祐さんに襲いかかり、カラオケのリモコンで頭部を殴打。浅田さんは救急搬送されたが死亡が確認された。
「事件は日付が変わる前、17日深夜1時前のこと。浅田さんが友人たち3人とカラオケなどで騒いでいた。そこに、橋詰容疑者らのグループが飲みに来た。浅田さんの友人のFさんがカラオケを歌っていて、体が当たった。すると、橋詰容疑者が『こらぁ、おまえ』などと激怒して顔面を殴った。その時、止めに入ったのが元相撲取りで112kgあった浅田さん。そこへ橋詰容疑者はリモコンを手にして頭部を1発、殴りつけた。浅田さんは膝からカクンという感じで崩れ落ち、意識がなくなり、店員が119番通報した」(捜査関係者)
リモコン1発で、元力士、浅田さんを死亡させた橋詰容疑者は元世界チャンピオン、井岡弘樹氏が主宰する井岡ボクシングジムの有力選手だった。2011年にデビュー。西日本新人王決定戦のスーパーバンタム級で勝ち、新人王とMVPを獲得。一緒にジムで汗を流していた知人はこう話す。
「ジャブとコンビネーションが抜群で、スピードが他の練習生とはケタ違い。井岡会長も世界チャンピオンになれる逸材だと期待していた。橋詰容疑者は亀田3兄弟と練習したこともあり、大毅とは同い年でライバル視して、負けへんとよく言っていた。連戦連勝で井岡会長も日本タイトル挑戦、世界ランク入りを想定していたほどです」
だが、2016年に入ると、橋詰容疑者はグラブを置いてしまう。