オウム元死刑囚たちの最後「異常に汗をかき、毎晩のように失禁していた」拘置所関係者が証言【平成事件史】 (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

オウム元死刑囚たちの最後「異常に汗をかき、毎晩のように失禁していた」拘置所関係者が証言【平成事件史】

このエントリーをはてなブックマークに追加
dot.
井上嘉浩元死刑囚 (c)朝日新聞社

井上嘉浩元死刑囚 (c)朝日新聞社

新実智光元死刑囚 (c)朝日新聞社

新実智光元死刑囚 (c)朝日新聞社

 オウム真理教の一連の事件で教団に対する強制捜査から23年余り。元代表 麻原彰晃(本名・松本智津夫)、井上嘉浩、新実智光元死刑囚ら7人は2018年7月6日、残りの6人は同26日に、13人全員の刑が執行された。世界中を震撼させた一連のテロ事件に終止符が打たれた格好だ。

【新実智光元死刑囚の写真はこちら】

 オウム真理教は平成元年(1989年)に起こった坂本弁護士一家殺害事件や94年6月の松本サリン事件、95年3月の地下鉄サリン事件など数々の事件を引き起こし、合わせて29人が死亡、約6500人が被害にあった。

 オウム真理教の元死刑確定囚人らは、東京拘置所に収容されていたが、2018年3月に刑場がある地方の拘置所に移送されていた。その中で、大阪拘置所に移送されてきたのが、新実、井上元死刑囚だ。

 新実元死刑囚は、大阪拘置所に移送されてから同年5月と6月、2回に渡り「恩赦の出願書」を中央更生審査会に提出している。

 冒頭に<無期懲役刑への減刑恩赦を出願します>と記された出願書には、その心情が記されていた。

 オウム真理教の一連の凶悪犯罪についてこう記している。

<麻原彰晃を頂点とするオウム真理教と称する組織団体が、我が国の憲法が定める統治の基本秩序を壊乱し、オウム真理教が理想とする国家創立を目的として行った>

 そして新実元死刑囚は1つずつ事件を裁判で審理するのではなく、オウム真理教の組織犯罪として、一括りにして判断すべきと訴えていた。

 そして、贖罪の思いとしてこう綴っている。

<深く反省しています>
<今も大阪拘置所の規則を順守しています。虫を殺生しないよう用心しています。もう殺生を指示する人(麻原彰晃)はいません。今は償うことしか頭にありません>そして、恩赦になった場合、<無期懲役は終身刑化しています。社会に戻ることはあり得ません。再犯することもありません>

 しかし、その望みが叶うことなかった。

 その遺体は「獄中結婚」した妻の元に引き取られたという。


トップにもどる dot.オリジナル記事一覧

続きを読む

関連記事関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加
あわせて読みたい あわせて読みたい