「入管法」で対応問われる法務省入管局長 東大生時代はアイドルプロデューサーだった!? (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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「入管法」で対応問われる法務省入管局長 東大生時代はアイドルプロデューサーだった!?

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小林哲夫dot.
入管局長・和田雅樹氏の東大在学時代が掲載されていた大学受験情報史『高3コース』1981年4月号(学研)。表紙は女優・宮崎美子さんだ(写真/筆者撮影)

入管局長・和田雅樹氏の東大在学時代が掲載されていた大学受験情報史『高3コース』1981年4月号(学研)。表紙は女優・宮崎美子さんだ(写真/筆者撮影)

大学受験情報史『高3コース』1981年4月号(学研)に掲載されていた「大学サークル最前線 わしらの手でアイドルをつくるのじゃ! 東大アイドルプロデュース研究会」という記事。2代目会長として和田雅樹氏も登場している(写真/筆者撮影)

大学受験情報史『高3コース』1981年4月号(学研)に掲載されていた「大学サークル最前線 わしらの手でアイドルをつくるのじゃ! 東大アイドルプロデュース研究会」という記事。2代目会長として和田雅樹氏も登場している(写真/筆者撮影)

 12月8日、改正出入国管理法(入管法)が成立した。これによって外国人受け入れ政策は大きく変わる。しかし、国会審議において立憲民主党など野党が強く反対した。期間、規模、分野など議論が十分に尽くされておらず、人手不足を解消するための「使い捨て」になるのではないかと懸念する。

【当時の活動はこちら】

 なかでも技能実習生が低賃金で苛酷な環境での生活を強いられており失踪者が多いこと、また、法務省の技能実習生実態調査に多くのミスがあったことは、政府の姿勢に不信を募らせることになった。参議院議員の有田芳生氏は、多くの技能実習生が亡くなったことを問題視し、国会質疑で安倍首相にこう迫った。「これはただの69件の死亡事案ではない。ここには69人一人ひとりの人生がある」。改正入管法によって外国人労働者が日本で共生できるか、まだまだ課題は多い。

 入管法を運用するのは法務省入国管理局であり、指揮をとるのは法務大臣だ。入管行政の責任者は法務省入国管理局長(入管局長)となる。国会では入管局長が答弁する姿がしばしば見られた。外国人労働者の受け入れ者数の上限について、「客観的なデータに基づき、政府内で慎重な検討を経ることになる」と官僚答弁に徹している。

 現在、入管局長は和田雅樹氏。1985年に東京大学法学部を卒業し、東京地検検事、函館地検検事正、最高検検事を経て、2017年に入管局長に就任した。法曹畑を絵に描いたようなエリートコースを進んだ和田氏。東大時代はまじめに法律を勉強していたかと思いきや、キャンパスライフをしっかり楽しんでいた。

 時代は昭和にさかのぼる。

 和田氏は東京大文科I類に在学中、「東大アイドルプロデュース研究会」の会長に就任している。その名の通り、自分たちでアイドルを探して、芸能界にアイドルを売り込もうというサークルだ。

 大学受験情報誌『高3コース』(1981年4月号、学研)に、現・入管局長の37年前のコメントが掲載されている。東大アイドルプロデュース研究会の活動について、和田氏の話。

「ポスト百恵となるべきアイドルを自分たちでつくり出そう、ってのがキャッチフレーズだったんですね。女性週刊誌などで募集したところ、小学生から24歳のOLまで、1723人もの応募があってビックリ」

 1980年10月に行われた駒場祭では、東大アイドルコンテストを行っており、1位に音楽大学に通う女子学生が選ばれている。コンテスト会場の様子について、和田氏はこう話す。


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