村治佳織「若いころの私ではできない、音と音の“間”を感じてほしい」 (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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村治佳織「若いころの私ではできない、音と音の“間”を感じてほしい」

連載「LOVE YOU LIVE!」

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神舘和典dot.#神舘和典
撮影は操上和美。モノクロでエキゾチックなテイスト

撮影は操上和美。モノクロでエキゾチックなテイスト

9月19日にリリースされる村治佳織のデビュー25周年記念アルバム『シネマ』https://www.universal-music.co.jp/kaori-muraji/

9月19日にリリースされる村治佳織のデビュー25周年記念アルバム『シネマ』
https://www.universal-music.co.jp/kaori-muraji/

 『シネマ』で村治は2曲、自分の手でアレンジも行っている。「ムーン・リバー」と坂本龍一作曲の「ラストエンペラー」だ。

「『ムーン・リバー』はギターを弾き、音をつむいでいきました。『ラストエンペラー』は、坂本さんとチェリストのジャケス・モレレンバウムがヴァイオリニストと3人で演奏されたバージョンが好きで、それをベースにアレンジしています。作業は自宅近くのカフェ。五線紙と2ミリの太さのシャープペンシルをもってでかけ、お気に入りのカウンター席でアレンジをしました。4時間くらい、頭の中で音楽を鳴らしながらの作業ですが、静寂よりもざわめきがあったほうがはかどります。育った環境のせいかな。うちはにぎやかで、小学生のころは、弟が騒ぐ部屋でギターの練習も勉強もやっていました」

 「ラストエンペラー」はカフェで、4時間で譜面を書き、ギター1本の演奏とは思えないほど完成度の高い立体的な演奏。オーケストラのようにすら感じられる。

 村治佳織は秋からいくつかの演奏会に参加する。(神舘和典)


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神舘和典

1962年東京生まれ。音楽ライター。ジャズ、ロック、Jポップからクラシックまでクラシックまで膨大な数のアーティストをインタビューしてきた。『新書で入門ジャズの鉄板50枚+α』『音楽ライターが、書けなかった話』(以上新潮新書)『25人の偉大なるジャズメンが語る名盤・名言・名演奏』(幻冬舎新書)など著書多数。「文春トークライヴ」(文藝春秋)をはじめ音楽イベントのMCも行う。

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