――もう1回出たい気持ちも出てきたのでは?

 次も出たいですね。本当にいい大会でしたし、結果は最悪なものでしたけれど、いい意味でも悪い意味でも、また大会に出て、次こそはという気持ちにさせてくれるような大会でした。そのあたりはゆっくり考えたいと思います。

――ベスト8の壁については?

 可能性は感じますが、それほど簡単なものではないと思います。総合的に見れば、10人のコロンビアにしか勝てなかった現実があるので。ベスト16でこういう戦いができましたけれど、もっともっとこういう大会で勝ち星を重ねる必要があると思います。日本の当面の目標はベスト8になりますけれど、コンスタントに大会に出て成績を挙げることが大事だと思います。毎回、グループリーグを通過することも簡単なことではないので、それを毎大会継続していくことが必要かなと思います。

――試合を振り返って、2-0とリードしたことで、そこから守るのか攻めるのか、戦い方が難しくなるようなことはあったか。

 その辺の意思統一は、しっかりできていたと思います。後ろからもしっかり押し上げていましたし。結果的に引かされてやられてしまいましたが、意図的に引いたわけではない。2点を取ったあともしっかりと中盤でブロックを作るということを意識してやっていたんですけど、相手の出方もあって押し込まれてしまい、点を与えてしまったことで少し引かされた部分も現実的にはありましたが…。ただ、チームとして2点を取ったあとに戦い方を変えたという認識は僕個人としてはないです。

――終盤に交代で入ってきた長身MFフェライニへの対応に苦労しているように見えたが。

 フォーメーションもちょっと変えてきて、配置も変わって、瞬時に修正できなかったのは残念だったと思います。(ゴール前でのヘッドで2点目のゴールを決められ)ああいったペナルティエリア内に入る前に対応しないと苦しくなってしまう部分はあったと思います。(ロストフ・ナ・ドヌー/ロシア 栗原正夫)