ツイッターでもオリンピック閉幕後に「さぁ次はパラリンピックだ!となぜ言わない!」ってつぶやいたら、同じように思っている人が多かった。パラって知名度がまだまだだけど、テレビがやれよって話なんです。オリンピックなんて各局が異常なぐらいやってたんだから。

 出場した5種目すべてでメダルを取った村岡みたいなスター選手も出てくるわけじゃないですか。アイスホッケーのキーパーのオジサンなんか、61歳なんだよ。61歳で日本代表なんて、絶対面白いでしょう。そういうところは、いじっていいんですよ。アスリートなんだから気を使われるほうが嫌でしょ。

 気を使うことが優しさとか正義だと思っているかもしれないけど、今こそ違うんだよってわかるべきで、それに一番いいのがスポーツなんですよね。2020年の東京大会までに、そういうところが変わってほしい。

 それに障害を持っているのは大人だけじゃなくてガキもいますからね。その子たちの夢にもなるかもしれない。若い選手が増えるかもしれない。障害者でもそうじゃなくても誰しも可能性はあって、生きるヒントにもなるんだと思います。

※文中の種目名について、滑降「視覚障がい」とするところを、編集部が誤って滑降「座位」と記載してしまいました。訂正し、お詫びします。(2018年3月23日)

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カンニング竹山

カンニング竹山

カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。お笑い芸人。本名は竹山隆範(たけやま・たかのり)。2004年にお笑いコンビ「カンニング」として初めて全国放送のお笑い番組に出演。「キレ芸」でブレイクし、その後は役者としても活躍。現在はお笑いやバラエティー番組のほか、全国放送のワイドショーでも週3本のレギュラーを持つ。単独ライブ 「放送禁止2017」が9月21~24日、東京・品川の天王洲銀河劇場で開催(撮影/写真部・小原雄輝)

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