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正月明けに職場で「精神的にひきこもる」フラリーマンたち

連載「男と女の処世術」

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注目を集めるフラリーマン。実は育児にかかりきりになる妻のほうも同じ問題を抱えていることがあるという (※写真はイメージ)

注目を集めるフラリーマン。実は育児にかかりきりになる妻のほうも同じ問題を抱えていることがあるという (※写真はイメージ)

 正月気分が抜けて、そろそろ日常生活に戻るころ。我が家から離れ、職場でやっと一息付く人もいるかもしれない。それって精神的なひきこもりかも……。カップルカウンセラーの西澤寿樹さんが夫婦やカップルの間に起きがちな問題をやさしく紐解く本連載。今回は夫と妻の「居場所」について解説します。

*  *  *
 昨年はフラリーマンなる言葉が注目を浴びました。フラリーマンとは、仕事が早く終わってもまっすぐ家に帰らない人たちのことで、以前は帰宅拒否症候群などと言われていました(個人的には、◯◯拒否というのは、何かの目的のために積極な意志で拒否するのではない場合は適切な言い方ではないと思いますので、以下「帰宅恐怖」といいます)。

 そもそも、一緒にいたい人と結婚し、新婚当初は残業を言いつけられても1秒でも早く終わらせて早く帰った人が多いはずです。それがなぜ、帰れなくなってしまったのでしょう。

■「週末が苦痛」

 まだ働き方改革が声高に叫ばれる前にお会いしたAさん(男性)は、見るからに憔悴されていました。会社にいられるのが9時までで、まっすぐ帰ると10時ごろには家につくのですが、最初はちょっと家に帰るのが気が重いなぁ、と感じる程度だったのが、駅から家までちょっと遠回りするようになり、それがだんだんエスカレートして、どこかで30分頭を冷やしてから帰るようになり、今では妻子が完全に寝静まる12時過ぎまで、お金があればファストフード店やマンガ喫茶などに行き、お金がなければ公園などで時間をつぶしているそうです。

「妻が一人で家事育児をしていて、妻も疲れているのだから、早く帰れば多少は手伝いもできるのだから早く帰るべきだとわかっているのだけど、どうしても家に帰れない」

とおっしゃっていました。「帰りたいけど帰れない」、これぞ帰宅恐怖です。そして、朝は起きるとすぐに会社に行くので、体力が持たない、のだそうです。



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