コミケ大好き70歳大御所漫画家 代表作ドラマ化で出演も、悩み事が… (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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コミケ大好き70歳大御所漫画家 代表作ドラマ化で出演も、悩み事が…

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漫画家・マンガ研究家 みなもと太郎(みなもと・たろう)/1947年、京都府生まれ。1967年に「別冊りぼん秋の号」でデビュー。1970年から「少年マガジン」で『ホモホモ7』を連載し一世を風靡する。2004年に第8回手塚治虫文化賞特別賞、2010年に第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。代表作に『風雲児たち』『冗談新選組』『レ・ミゼラブル』など。マンガ研究家としての最新作に『マンガの歴史1』がある

漫画家・マンガ研究家 みなもと太郎(みなもと・たろう)/1947年、京都府生まれ。1967年に「別冊りぼん秋の号」でデビュー。1970年から「少年マガジン」で『ホモホモ7』を連載し一世を風靡する。2004年に第8回手塚治虫文化賞特別賞、2010年に第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。代表作に『風雲児たち』『冗談新選組』『レ・ミゼラブル』など。マンガ研究家としての最新作に『マンガの歴史1』がある

風雲児たち~蘭学革命篇~

みなもと太郎著

978-4845851768

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真田太平記 vol.11 2018年1月15日号(週刊朝日増刊)

池波正太郎原作の『真田太平記』を初の完全漫画化!

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 尊敬の念がないけしからんパクリはもちろん許せないです。ただ、パクリという言葉の糾弾を恐れて、影響を受けた作品すら「受けていない」と言わざるを得ない今の風潮は改めないといけないですね。

――マンガ研究家として、今のマンガ文化についてどのように感じられていますか?

 熊本県は今年、「合志マンガミュージアム」という立派な美術館をオープンしましたが、こうした動きがもっと広がってほしいです。昭和28年に「少女クラブ」で手塚治虫の『リボンの騎士』が始まると、突然他のマンガが一気に色あせて古臭いものに見えたんです。それまでの少女マンガもとても面白く読んでいたのに、他のマンガとあまりに格差がある手塚治虫の出現という衝撃、それは単行本で読んでもわからないんですね。雑誌で読んで初めて、その時代の空気が読めるんです。

 しかし貴重な雑誌のコレクターの方たちが亡くなってしまうと、こうしたお宝が散逸してしまう。レアものの浮世絵を見たかったら海外に行かなくてはいけないというようなことは、もう繰り返してはいけません。

――コミックマーケットへの参加や、「まどかマギカ」や「艦これ」などのパロディをマンガに取り入れるなど、新しい取り組みも話題になっています。そのマンガへの飽くなき情熱は、生まれ持ってのものなのでしょうか?

 振り返ってみるとそうかもしれない。2歳の頃にはマンガに触れて夢中で絵を描いていたから、ほぼ70年ずっとマンガにはまりっぱなしですね。他のものが見えないんです。

 毎月100ページはこなしていたんですが、50歳になって徹夜がきかなくなって、このままやっていたら死ぬなと思って毎月30ページの『風雲児たち』1本に絞ったんです。空いた時間に何をしようかと思っていたんですが、やっぱりマンガしかなかった(笑)

 コミケに首を突っ込んだり、マンガ研究をやり始めたりしたら、ものすごく忙しくなっちゃって。マンガ賞の審査員としてマンガを何百冊と読むのは今の流れをある程度つかめるのでありがたいんですが、イベント事も増えて時間がなくなってしまい……ほんとはこの冬コミに何か出さなきゃいけないのに!(笑)

※真田太平記 2018年1月15日号(週刊朝日増刊)より


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