「ダウン症のイケメン」あべけん太 亡き母に今でも「パンツねえぞ!」 (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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「ダウン症のイケメン」あべけん太 亡き母に今でも「パンツねえぞ!」

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日野淳dot.#朝日新聞出版の本#読書
自称小栗旬似の「ダウン症のイケメン」あべけん太さん(撮影/写真部・小原雄輝)

自称小栗旬似の「ダウン症のイケメン」あべけん太さん(撮影/写真部・小原雄輝)

けん太さんのひょうきんな姿に癒やされる?(撮影/写真部・小原雄輝)

けん太さんのひょうきんな姿に癒やされる?(撮影/写真部・小原雄輝)

 ほんとにね、優しい母だったんですよ。漢字検定の勉強とか、自動車免許の勉強にも付き合ってくれたし、美味しいごはんを毎日作ってくれたし。僕は母の作るカレーが大好きだったんです。母が死んじゃったからもう二度と食べられないと思っていたんですが、結婚している姉がうちに来た時にカレーを作ってくれたことがあって。母のカレーとそっくりな味でビックリして泣いちゃいました。

――現在はお父さんと二人暮らしなのですよね。けん太さんにとってお父さんはどんな存在でしょうか?

 うちの父は、いいおっちゃんなんですよ。怒るとけっこう恐いんですけど、普段はすごくやさしいおっちゃんです。料理もうまくて、キノコの和風パスタとか最高ですからね。父の作った晩ご飯を食べながらビールを飲んで、いろんなトークをする時間が一日の中で最高にリラックスできます。

 朝ご飯も父が作ってくれるし、前はお弁当まで持たせてくれて。掃除とか洗濯も父の担当で、父だって仕事が忙しいのに大変だなあと思います。僕も今年30歳になりましたからね。父を楽にしてあげられるように家のことをもっとやらないとって思っています。まずは自分の部屋から片付けないといけないんですが……細かいことは苦手だし、めんどくさがりなんでなかなかうまくできないんですよ。

――30歳になって心境の変化はいろいろあったのでしょうか。

 30歳って大人ですよね。29歳とはぜんぜん違います。大人だから自分のことは自分でやらないといけません。それと仕事はもちろん頑張りつつも、タレント活動をもっと頑張って、もっと人気者になりたいです。目標はトークライブで全国制覇することです。トークを磨いていかなくちゃいけないので、テレビで「笑点」を見て研究しています。ボクシングもレスリングも頑張りたいし、絵を書くことも頑張りたいです。

――そんなにたくさん頑張ったら、疲れてしまうかもとは思いませんか。

 疲れたら「養命酒」がありますから(笑)。でも全部好きだし、全部楽しいからあんまり疲れるってことはないです。僕の中にやる気の炎みたいなものがあって。もしも炎が小さくなったら、「大きくなあれ、大きくなあれ」って言い聞かせるんです。そうすると炎はだんだん大きくなって、ボオって燃えてくる。よし、頑張れるぞ! ってなるんです。

(文・構成/日野淳)


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