「ベッキーに関してはイメージがあまりにクリーンだったことが原因。不倫など言語道断だと考える視聴者層=お茶の間への依存度が高いほど、その失望の度合いが大きくなってなかなか復帰できない。要するに、企業が安心して起用したがるようなキャラクターのタレントは、スキャンダルに対してそれなりのリスクがあるわけです。その点、矢口さんは、ある程度はネタにできることもあって、ベッキーよりは状況はマシかもしれません」

 いずれにせよ、日本では「男性の不倫はOKだが、女性のそれは言語道断」と考える人はまだまだ多い。CMを打つスポンサー企業の幹部のほとんどが50代以上の男性で占められているため、どうしても芸能界ではこうした傾向が強くなってしまうのかもしれない。(ライター・黒崎さとし)