浦和レッズの再浮上はあるか? 堀新体制で明らかに変わった“ポイント” (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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浦和レッズの再浮上はあるか? 堀新体制で明らかに変わった“ポイント”

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轡田哲朗dot.
得点後に堀監督(左)とハイタッチをする柏木陽介(写真:Getty Images)

得点後に堀監督(左)とハイタッチをする柏木陽介(写真:Getty Images)

 浦和レッズは、8月9日のヴァンフォーレ甲府戦で1―0の勝利を収め、堀孝史コーチを監督に昇格させての新体制2戦目にして初勝利を挙げた。5日の大宮アルディージャ戦から指揮を執っている堀監督だが、そのチームにはミハイロ・ペトロヴィッチ前監督のころから緩やかながらも変化が見られる。

 システム自体は3―4―2―1で変化がなく、攻撃時に阿部勇樹が最終ラインに下がり4バック化する可変システムもそのままだ。堀監督はチームの大枠には変化を与えていないが、相手ボール時の応対には明らかな修正を掛けてきている。

 ペトロヴィッチ前監督の指揮下では、相手陣内で全てを完結するようなプレー、つまりボールを失った瞬間からの激しいプレスが推奨された。後方に残す人数も「最終的に1対1、同数でも守ればいい」という方針であったと選手たちが話すように、次々と前線に選手たちを送り込んでいった。その結果、プレスの連動性に少しでも穴が生まれると、数人が置き去りになり、最終ラインが無防備にさらされた状態でカウンターを受ける場面が少なからず見られた。

 しかし、堀監督になってからはチーム全体のコンパクトさを何よりも強調している。最終ラインの高さに応じて、前からいける時はいくが、ダメならしっかりとラインを保って守備をする。トレーニングでもその距離感とカバーリングの意識、コミュニケーションと適切なスライドを指摘しながら進め、守備の整備を急いでいる。

 5日の大宮戦、9日の甲府戦と2試合で、浦和の試合を見ていれば何度もリプレイ映像で見た絵に描いたようなカウンターを受ける場面はほとんどなかった。特に甲府戦では、ゴール前の際どい場面を作られたのは1回のみ。クロスの対応も、西川周作が「スペースのカバーよりしっかり人につく方針」と話したように整理された。その中で大宮戦はやや不運な失点もあったが、相手をフリーにするような場面はなく、改善が見られている。


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