世界の現場で1万人以上の日本人をグローバル人材に育ててきたトッププロであり、『世界のどんな職場でも評価される 無敵の働き方』(朝日新聞出版)の著者でもある篠崎正芳さんが、世界のどんな職場でも評価される秘訣のひとつとして「80文字を目安に句点(。)をつける」を教えてくれた。
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私の研修では、「プロジェクト80(エイティー)」と呼んでいます。メッセージの伝達度を高めるためのテクニックです。
まず、自分が日ごろ書いている日本語の文章を見てみてください。簡単な事務的な話題ではなく、自分の考え、問題解決や改善の提案、フィードバック、アドバイスなどの話題のほうがよいです。
そして、ひとつひとつの文(センテンス)の文字数を数えてみてください。ワードにコピペし、コピペした部分を網掛けすると左下に文字数が表示されるので確認しやすいです。案外、文字数が多いのではないかと思います。
その文章の「1文の長さが80文字以内」になるように句点(。)をつけるのです。80文字以下であれば文字数が少なくても問題ありません。
1文の中に「」書きで会話などを引用している場合は、100文字程度になっても問題ありませんが、あくまでも例外です。
ポイントは5つあります。
【ポイント1】
80文字以上の文があれば分割する。
【ポイント2】
1文の中に主語、述語があることを確認する。
主語、述語は、1ペアーがよいですが、前文の主語と同じ主語であれば、日本語の特性上、主語を省略しても問題ありません。
【ポイント3】
それぞれの文を接続詞で適切に繋ぐ。
接続詞を使わずに繋ぐ。あるいは、接続詞の代わりに副詞を使うという方法もあります。
<接続詞の例>
したがって・そのため・だから(順接)、しかし・ところが(逆接)、そして・さらに(追加)、また(並列)、または・あるいは(選択)、一方で・他方・逆に(対比)、なぜなら(説明)、つまり・要するに(言い換え)、ただし(補足)、例えば(例示)、さて・ところで(話題の転換)、など。