【ポイント4】


論理の流れが自然であることを確認する。1歩ずつ歩を進めるイメージ。

 □論理の飛躍がある場合は、飛躍箇所を丁寧に新しいメッセージで埋める
 □行間に隠れていることがあれば、新しいメッセージで埋める
 □「当たり前」のこととして表現していないことがあれば、新しいメッセージで埋める

【ポイント5】
メッセージの論理と構成を再点検する。

 この5つの修正ポイントに従い、作成された文章はリズムが良く、今までよりも論理的でわかりやすいメッセージになるはずです。

 そして、このような文章こそ、英語に翻訳しやすい文章なのです。また、口頭で伝えるメッセージの場合は、通訳者が通訳しやすい、そして、通訳者の解釈が入りにくいメッセージともいえます。

 修正前と修正後の例文を掲載してみました。比較して読んでみると、脳に定着する情報量の違いがわかるはずです。

<修正前>
「納期を守る」ということは、約束した期限に期待された質を伴って仕事が完了しているということなので、当然、仕事の期限は大切ですが、期待されている仕事の質もとても大切です。通常、この質についての理解に迷いがある場合は不安になって、期限すら守ることができなくなってしまうので、期待されている仕事の質について不安を取り除くことが納期を守るうえで一番大切ですから、不安がある場合は仕事を引き受ける前に必ず私に確認するようにしてください。

<修正後>
「納期を守る」ということは、約束した期限に期待された質を伴って仕事が完了していることです。当然、仕事の期限は大切ですが、期待されている仕事の質もとても大切なのです。通常人は、この質についての理解に迷いがあるとき、不安になって仕事にとりかかるのが遅れてしまいます。その結果、期限すら守ることができなくなってしまうのです。したがって、納期を守るためには、期待されている仕事の質についての不安を取り除くことが一番大切です。このような不安があるときは、仕事を引き受ける前に必ず私に確認するようにしてください。