「15歳」久保建英 香川、小野に通じる“凄み” 飛び級でU-20W杯出場へ (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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「15歳」久保建英 香川、小野に通じる“凄み” 飛び級でU-20W杯出場へ

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河治良幸dot.
FC東京U-18に所属する久保建英(写真:Getty Images)

FC東京U-18に所属する久保建英(写真:Getty Images)

 きょう5月2日に発表があったU-20W杯に臨む日本代表メンバーに選出された15歳の久保建英(FC東京U-18)が、大きな注目を集めている。バルセロナ(スペイン)の下部組織に所属していたものの、クラブが外国人選手の登録ルールに違反していた事情で帰国し、FC東京の下部組織に入団した久保。そのため帰国した時は“バルサの久保くん”という話題が独り歩きしたが、試合で違いを見せながらカテゴリーを上げ、15歳にしてトップチームに二種登録されると、FC東京U-23ではすでにJ3デビューも果たした。さらに、4月15日のセレッソ大阪U-23戦ではプロ初ゴールも記録している。

 注目され始めた当時から同年代では卓越した技術を持っていたことに疑いの余地はない。15歳にしてU-20代表に招集され、5月3日のルヴァンカップでトップチームとしてのデビューが見込まれるなど、着実なステップアップを重ねている。久保の良さは、正確なボール技術とそれをオフの動きから効果的にプレーに生かせる視野だ。少しでもボールの扱いを誤れば相手にボールが渡ってしまう狭いエリアでも、自信を持ってそこにボールを運ぶ、あるいはパスを受けることができるために、そこからの行動の選択肢も広がる。

 C大阪U-23戦のゴールは“3人抜き”が話題になったが、左サイドでボールを持ったところから左に素早くステップして、1人目のディフェンスを後ろ手で押さえながら縦に持ち出し、内に行くとみせて縦に抜けることで外側のディフェンスもそのまま突破している。要するに正対した相手をフェイントやスピードで抜き去ったのではなく、ディフェンスのポジショニングと距離感を見極め、的確にボールを運んで行った結果だ。

 角度のほとんど無いところからインハイを狙ったシュートはGKに少し触られたが、インローを狙っていれば強いシュートでも止められていた可能性が高い。こういった、枠内でもGKのいない位置、あるいは触りにくいコースを狙って正確に打つことができる能力は、“天才”と呼ばれた歴代の若手選手たちでもあまり見ることができなかった。技術や意識の高さもあるが、落ち着きを持って効果的なプレーを実行できていることがパフォーマンスに表れているのだろう。


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