小番一騎被告(左上)と東京地裁に集まった報道陣
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小番一騎被告(左上)と東京地裁に集まった報道陣

 妻と不倫していた男性弁護士を暴行して性器を切断したとして、傷害と銃刀法違反の罪に問われた、無職の小番一騎被告(25)の判決公判が7月5日、東京地裁であった。同地裁は小番被告に対して懲役4年6カ月の実刑判決を言い渡した。

 事件は、昨年8月13日午前7時40分ごろ、東京都港区の法律事務所で発生した。小番被告は男性弁護士の顔を数回殴打し、倒れた弁護士のズボンを脱がし、持っていた枝切りバサミで性器を切断。その後、性器をトイレに流した。小番被告の妻と男性弁護士には不倫関係があった。

 検察側は「極めて残忍かつ冷酷な犯行」として懲役6年を求刑。一方、弁護側は被害者との示談が成立したと主張、執行猶予付きの判決を求めていた。(ライター・河嶌太郎)