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第20回手塚治虫文化賞 マンガ大賞は『鼻紙写楽』と『よつばと!』に決定

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今年20回目となる手塚治虫文化賞

今年20回目となる手塚治虫文化賞

 マンガ文化に大きな足跡を残した手塚治虫の業績を記念する「手塚治虫文化賞」(朝日新聞社主催)の第20回受賞作と受賞者が発表された。

 年間のベスト作品に対して贈られるマンガ大賞は、一ノ関圭さんの『鼻紙写楽』(小学館)と、あずまきよひこさんの『よつばと!』(KADOKAWA)の2作品に決まった。

 歌舞伎と浮世絵を題材にした『鼻紙写楽』は、あまりに寡作なため幻の漫画家といわれる一ノ関さんの、24年ぶりの最新作だ。あずまきよひこさんの『よつばと!』は、ちょっとかわった女の子「よつば」と、とーちゃんと、まわりの人たちとのなにげない日常を描いた作品だ。

 斬新な表現、画期的なテーマなど清新な才能の作者に送る新生賞に輝いたのは、主人公のユニークな造形が光る『町田くんの世界』(集英社)の安藤ゆきさん。短編賞は、中崎タツヤさん作『じみへん』(KADOKAWA)の、四半世紀にわたる連載で築き上げた唯一無二の笑いの世界に対して贈られることに決まった。

 マンガ文化の発展に寄与し個人・団体などに贈られる特別賞は、10年にわたり博物館と図書館の両面からマンガ文化に貢献したことを評し、京都国際マンガミュージアムに決まった。

 選考委員は、作家・あさのあつこさん、漫画家の里中満智子さん、学習院大学フランス語圏文化学科教授の中条省平さん、漫画編集者の中野晴行さん、漫画解説者の南信長さん、漫画家のみなもと太郎さんなど。今年は社外選考委員として、女優の杏さんが新たに加わった。

 今回は20回という節目を記念して、5月29日に有楽町朝日ホールで、贈呈式とともに記念イベントを開催することも決まった。特別イベントとして、第3・9回のマンガ大賞を受賞している浦沢直樹さんと、コピーライターの糸井重里さんの対談「漫画家という仕事~描線ということば~」と、第5回の漫画優秀賞に選ばれた、しりあがり寿さんと、第9回短編賞受賞の西原理恵子さんの「画力対決七番勝負」も予定している。

 手塚治虫文化賞事務局によると、サプライズゲストも予定しているということで、マンガファンにはたまらないイベントとなりそうだ。

【イベント詳細】
第20回手塚治虫文化賞 記念イベント公式ページ
http://www.asahi.com/shimbun/award/tezuka/2016event.html


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