安倍首相が狙う憲法改正 政府が最も意欲的な“緊急事態条項”の危険度 (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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安倍首相が狙う憲法改正 政府が最も意欲的な“緊急事態条項”の危険度

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日本国憲法が変わることで、どんな影響があるのだろうか?(※イメージ写真)

日本国憲法が変わることで、どんな影響があるのだろうか?(※イメージ写真)

――憲法のどこを変えようとしているの?

倉持:2012年に自民党が発表した改憲草案は、「憲法は国家が守るもの」と書かれた99条を「国民が守るべき」と変更したり、個人の自由や権利を制限したりする内容が多く、立憲主義の考えそのものが否定されている。

 どう変えるつもりなのか? 改憲草案の一例を紹介しよう。

■9条を変える? 変えない?

 9条を通じて日本や世界の平和を考えることは、私たちの自由や権利を守ることに直結する。今後9条をどうするのか、考えられるいくつかの例をあげてみたよ。本当の「平和主義」とは何か、考えてみよう。

【A案:国防軍】
自民党改憲草案では、自衛隊を軍隊として認め、名前を「国防軍」に変えることを検討している。国防軍は同盟国が行う戦争に関わり、活動の範囲を広げる。
→日本も戦争に加わることで、敵国からテロなどで復讐される可能性が高まる?

【B案:新9条自衛隊】
自衛隊に「交戦権」を与えるけれど、武力の行使は自国を守る範囲内に限定する。つまり、安保法成立前の自衛隊の実態に憲法の条文を合わせる案だ。国際紛争の予防や仲裁には、人道支援として武力を使わずに参加する。

【C案:領域警備隊】
憲法制定当初の9条の解釈にしたがう案。自衛隊を「領域警備隊」などの名称に変えて、一切の自衛権を放棄する。海外での活動は行わず、自国の領域内で最小限の警備をするだけにとどめる。
→平和憲法は守れるけど、もしも周辺国が日本に攻め込んできたら……?


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