いきものがかりがデビュー10周年。彼らの曲が愛される理由

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いきものがかり『超いきものばかり~てんねん記念メンバーズBESTセレクション~』より(写真提供:株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ EPICレコードジャパン)

いきものがかり『超いきものばかり~てんねん記念メンバーズBESTセレクション~』より(写真提供:株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ EPICレコードジャパン)

 3人組の音楽ユニット・いきものがかりがデビュー10周年を迎える。デビュー記念日の3月15日にはベストアルバム『超いきものばかり~てんねん記念メンバーズBESTセレクション~』を発売。「ありがとう」(NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」主題歌)や「風が吹いている」(NHK ロンドン2012 放送テーマソング)など数々のヒット曲を網羅し、初回生産限定盤はなんと全60曲を収録する大盤振る舞いの内容だ。

 彼らの出発点は、地元・神奈川県厚木市と海老名市での路上ライブ。小中高で同級生の水野良樹(ギター/リーダー)と山下穂尊(ギター&ハーモニカ)が1999年より始め、同年暮れに同級生の妹の吉岡聖恵(ヴォーカル)が加わり3人になった。そこから自分たちの演奏を聴いてもらうためにはどうすればいいか考え、「自分たちが表現したいことを曲にするよりは、聴いてくれる人たちが持っている物語といかに繋がるかをすごく大事にした」(水野)という。当時を振り返り、「足を止めてもらえるのはバラード曲が多かった」(山下)と言うように、吉岡の歌声はバラードから人々の心を捉えたようだ。

 こうして人に寄り添う曲作りを重ねていき、2006年に「SAKURA」でメジャーデビュー。いきものがかりはヒット曲を生み出していくのだが、この曲作りが結果的に幅広いファン層をも獲得することになる。「路上ライブではお客さんを選べない。それで自然に世代を特定せずに曲を作るようになった」(山下)という。水野も「もし自分たちがこの世界で生きていけるなら、すべての世代の人に受け入れてもらえることでしか生き残れないだろう」と当時から考えていたようだ。


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