大企業の社長を部下にするたった1つの方法 (1/2) 〈ダイヤモンド・オンライン〉|AERA dot. (アエラドット)

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大企業の社長を部下にするたった1つの方法

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※写真はイメージです (GettyImages)

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奥野一成(おくの・かずしげ)/農林中金バリューインベストメンツ株式会社 常務取締役兼最高投資責任者(CIO)。
京都大学法学部卒、ロンドンビジネススクール・ファイナンス学修士(Master in Finance)修了。1992年日本長期信用銀行入行。長銀証券、UBS証券を経て2003年に農林中央金庫入庫。2007年より「長期厳選投資ファンド」の運用を始める。2014年から現職。日本における長期厳選投資のパイオニアであり、バフェット流の投資を行う数少ないファンドマネージャー。機関投資家向け投資において実績を積んだその運用哲学と手法をもとに個人向けにも「おおぶね」ファンドシリーズを展開している。著書に『ビジネスエリートになるための 教養としての投資』(ダイヤモンド社)など

奥野一成(おくの・かずしげ)/農林中金バリューインベストメンツ株式会社 常務取締役兼最高投資責任者(CIO)。 京都大学法学部卒、ロンドンビジネススクール・ファイナンス学修士(Master in Finance)修了。1992年日本長期信用銀行入行。長銀証券、UBS証券を経て2003年に農林中央金庫入庫。2007年より「長期厳選投資ファンド」の運用を始める。2014年から現職。日本における長期厳選投資のパイオニアであり、バフェット流の投資を行う数少ないファンドマネージャー。機関投資家向け投資において実績を積んだその運用哲学と手法をもとに個人向けにも「おおぶね」ファンドシリーズを展開している。著書に『ビジネスエリートになるための 教養としての投資』(ダイヤモンド社)など

●永守さんだって、孫さんだって部下にすることができる

 日本電産の永守重信さん、ソフトバンクグループの孫正義さん、信越化学工業の金川千尋さんなどは、いずれも日本を代表する著名経営者です。社会人になってまだ数年しか経っていない人からすれば、まさに雲上人といっても良いかも知れませんね。とてもじゃないけど、一緒に食事をしに行ったり、あるいは酒を呑んだりなんてことは、考えられないことだと思います。

でも、そんな人たちでも自分の部下にすることは出来るのです。

 方法は簡単で、たとえば永守さんを部下にしたいと思ったら、日本電産の株式に投資すれば良いのです。そうすれば、永守さんはあなたのために経営戦略を練り、さまざまなビジネスのアイデアを考えながら、日本電産の社員を叱咤激励して働かせて、継続的に利益を稼いでくれるでしょう。その利益の一部を持ち分に応じて得ているのが、日本電産の株式を保有している投資家なのです。

 もちろん、株主ですから永守さんがしっかり働いているかどうかをチェックする必要があります。何しろ、あなたの大事な資金を日本電産に託しているわけですから、日本電産がどういう会社で、どのような売上構成を持っていて、かつ業績や株価はどう推移しているのか、同業他社に比べて利益率はどうなっているのかなどについて、きちんと把握しておかなければなりません。

 でも、痛快じゃないですか。イマイチな上司から理不尽な命令が飛んできたとしても、「フン、俺はかの永守重信に部下として働いてもらっているんだ」と思えば、腹の虫も納まるというものです。

●長期チャートを見れば会社の趨勢がわかる

 また、同じ株式に資金を投じるにしても、ただ漠然と買って持つのと、このようにいろいろ考えながら持つのとでは、大きな違いがあります。投資先企業について、いろいろなことを調べ、考えを巡らせるマインドを持つことが出来れば、労働者1.0から脱して労働者2.0になれたも同然です。

 もちろんなかには、「株式を買ったくらいで働くマインドまで変わらないよ」と思っている人もいるでしょう。

 それは正しい。実は、株式を買っただけでは何も変わりません。大事なのは、今も申し上げたように「考える」ことなのです。

 私は就職活動中の学生と話をする機会があれば、必ず学生にこう言うようにしています。 「自分が入社したいと思っている会社の20~30年間の長期チャートは必ず見なさい」

 株式に投資していなかったとしても見ることをお勧めします。

 チャートとは、日々の株価の値動きを示したグラフのようなものです。これを20年間、あるいは30年間くらい長期で見ると、会社の趨勢(すうせい)が分かります。たとえば、いまだにバブルピークだった1989年の株価を抜けていない会社もあります。この手の会社は、実に30年間にわたって、ほとんど成長していないことを株価が物語っているのです。


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