ダイエット甘味料で体重が減った研究は1つもない (1/3) 〈ダイヤモンド・オンライン〉|AERA dot. (アエラドット)

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ダイエット甘味料で体重が減った研究は1つもない

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ロバート・H・ラスティグ,中里京子ダイヤモンド・オンライン#ダイエット#ヘルス

ダイエット甘味料が抱える5つの問題とは?(写真:getty Images ※写真はイメージ)

ダイエット甘味料が抱える5つの問題とは?(写真:getty Images ※写真はイメージ)

●コカ・コーラの売上の42%がダイエット製品

 ダイエット甘味料は万能薬か? それともただの誇張広告か? これは今日の栄養学における、最も悩ましい疑問だ。この点については、私は不可知論者〔証明することも反論することもできない者〕である。

 なぜかというと、どのダイエット甘味料が最もすぐれているかを推薦するためのデータについても、ダイエット甘味料ははたして賢い代替手段なのかどうかを知るためのデータについても、現在のところ確実なものがないからだ。

 一見すると、ダイエット甘味料は、ショ糖(砂糖)または異性化糖に代わる素晴らしい代替物のように見える。カロリーを増やさずに甘味を加え、問題の果糖を除くことができるからだ。

 アメリカは、肥満大流行のせいで、ゆっくりと、だが確実に、ダイエット飲料への依存を強めている。2010年の時点で、アメリカにおけるコカ・コーラの売上の42%はダイエット製品だった。

 だが、ちょっと待ってくれ。もし糖分摂取の33%が飲料に占められていて、42%の飲料が今ではダイエット製品だとすれば、体重を落とした人がいて当然だろう。にもかかわらず、砂糖をダイエット甘味料で置き換えた飲料が、肥満した被験者の体重減少に貢献したことを示す研究は、ただの1つもないのである。

 砂糖業界が率先して行った複数の研究では、ダイエット飲料の摂取は、メタボ症候群の広がりと相関していることが示された[1]。ただし、ここでも思い出してほしいのは、相関関係は因果関係ではない、ということだ。

 ダイエット甘味料がメタボ症候群を引き起こしたのか、メタボ症候群を抱える人たちが、「トゥインキー」を食べていることへの罪悪感を減らすために、ダイエット飲料のほうをより多く飲んでいるのかどうかはわからない。


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