『民王スピンオフ~恋する総裁選~』4月22日(金)午後11時15分~テレビ朝日系(*一部地域を除く)原案/池井戸潤 脚本/西荻弓絵 監督/山本大輔出演/高橋一生、相武紗季、升毅、林家正蔵、山路和弘、川岡大次郎、ふせえり、六角精児、金田明夫、遠藤憲一ほかストーリー/泰山の秘書になる5年前、貝原は民政党の大物、郷田の政務秘書官だった。内閣総理大臣の突然の辞任により、総裁選の渦中にいた貝原は初恋の相手、詩音と再会。彼女への想いを抱きながら、貝原は郷田を総理の椅子に座らせるために奔走するが…
『民王スピンオフ~恋する総裁選~』
4月22日(金)午後11時15分~テレビ朝日系(*一部地域を除く)
原案/池井戸潤 脚本/西荻弓絵 監督/山本大輔
出演/高橋一生、相武紗季、升毅、林家正蔵、山路和弘、川岡大次郎、ふせえり、六角精児、金田明夫、遠藤憲一ほか
ストーリー/泰山の秘書になる5年前、貝原は民政党の大物、郷田の政務秘書官だった。内閣総理大臣の突然の辞任により、総裁選の渦中にいた貝原は初恋の相手、詩音と再会。彼女への想いを抱きながら、貝原は郷田を総理の椅子に座らせるために奔走するが…
『民王 番外編 秘書貝原と6人の怪しい客』4月22日(金)深夜0時10分~配信予定(ビデオパス・テレ朝動画)毎週1話更新原案/池井戸潤 脚本/西荻弓絵ほか 監督/山本大輔ほか出演/高橋一生、矢野聖人 佐津川愛美 ラサール石井 六角精児(声の出演)・金田明夫ほかストーリー/泰山の盟友・鶴田議員の息子で当選1年目の衆議院議員、航の教育係として派遣された貝原。が、翔のはるか上を行く航のおバカっぷりに、あ然。しかし、そんな航の元には日々、さまざまな陳情客がトンデモない要望を持って現れる
『民王 番外編 秘書貝原と6人の怪しい客』
4月22日(金)深夜0時10分~配信予定(ビデオパス・テレ朝動画)毎週1話更新
原案/池井戸潤 脚本/西荻弓絵ほか 監督/山本大輔ほか
出演/高橋一生、矢野聖人 佐津川愛美 ラサール石井 六角精児(声の出演)・金田明夫ほか
ストーリー/泰山の盟友・鶴田議員の息子で当選1年目の衆議院議員、航の教育係として派遣された貝原。が、翔のはるか上を行く航のおバカっぷりに、あ然。しかし、そんな航の元には日々、さまざまな陳情客がトンデモない要望を持って現れる

 長年の苦労が報われ、夢が叶って総理大臣になった父親と、美容や料理に興味のある女子力高い系大学生の息子。ある日突然、そんな二人の魂が入れ替わってしまったことで巻き起こるドタバタ劇を描いたドラマ『民王』(テレビ朝日系)。ヒットメーカー池井戸潤氏の同名小説を原作に持つ本作は、昨年7月に放送されると、深夜帯にもかかわらず初回で8.5%という高視聴率を記録し、瞬く間にドラマファンの間で「これは面白い!」と話題になった。

 ドラマ終了後も数々の賞を受賞し、シリーズ化を熱望するファンの声が鳴り止まなかった本作だが、ついにスペシャル版、スピンオフ版、さらにはネットドラマという大盤振る舞いで復活することが決定。果たしてその裏にはどんな制作秘話が隠されているのか。飯田爽プロデューサーに直撃インタビュー。

●『民王』誕生のきっかけは原作者・池井戸潤氏のひとこと

――もともと、飯田プロデューサーが池井戸作品のファンだったことから、『民王』のドラマ化が決まったそうですね。

飯田:「6年ほど前に一度池井戸さんとお会いする機会があったんです。そのときに、当時制作を担当していた『金曜ナイトドラマ』枠(『民王』も放送されたテレビ朝日の金曜11時台スタートのドラマ枠)についてお話ししたら、池井戸さんから『(深夜なら)僕の作品だったら「民王」が合うんじゃないかな』とおっしゃっていただいて。その時はまだポプラ社のウェブマガジンで連載中だったので、帰って早速読んでみたら面白くて、面白くて。『これって本当に池井戸作品なの?』って思うほど信じられない展開になっていくし、ハジケっぷりがまさに『金曜ナイト枠だ!』って感じでした。すぐに、これをぜひドラマ化したいというお話をさせていただいたんですが、思いがけず時間がかかってしまって。でも月日を要した分、キャスティングも脚本も目指すイメージと一致するものができたと思っています」

――プロデューサーの目から見て『民王』がここまで人気を得た理由は何だと思いますか?

飯田:「人気を得たと言っていただけるなら、ですが、一番はやっぱり、なかなかテレビドラマの題材としては難しい政治の世界のネタを、しかもコメディとして描いたところが珍しかったんじゃないでしょうか。

『民王』をドラマ化する場合、二通りのやり方があったと思うんです。大真面目に政治のネタに向き合ってヒューマンドラマに仕立てる方法と、今回のように原作の持つコメディ要素を膨らませて、『金曜ナイトドラマ』枠らしい、週末の夜にダラ~っと気軽に見るドラマにする方法。今回は絶対に後者のほうでいきたいと思ってました。おじさんたちが大真面目に『親子が入れ替わる』という荒唐無稽な設定に右往左往しながら問題を解決していくんだけど、どんどん話がややこしくなったり、ヘンな方向に転がっていったりするんです。そこをいかに面白く描いていくかが勝負だと思いました。

 それに加えて、役者さんたちの組み合わせがうまくいったのも成功の一因だと思っています。今回は役者さんたちも皆さん、楽しんで演じてくれていて、現場でセリフを足していったり、役のキャラクターを膨らませていったりをしてくださっていたんです。やっぱり、ドラマを見てくれる人たちっていうは、役者さんのお芝居を観たいんだと思うんです。そういう人たちに制作サイドの熱意と役者さんたちの熱意が伝わり、喜んでもらえた結果かなと感じています」

――確かに、これまで強面役のイメージが強い遠藤憲一さんが演じた「女子力高い系男子役」には驚かされました。

次のページ