第1382回 ほとんど吠えない凜太郎 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

第1382回 ほとんど吠えない凜太郎

バックナンバー

このエントリーをはてなブックマークに追加
凜太郎(永井さん提供)

凜太郎(永井さん提供)

 豆柴の凜太郎(写真、雄)です。

 11年前、この欄に柴犬の夫婦、寅次郎とさくらの話を載せていただきました。

 2匹はとても仲のいい夫婦でしたが、寅次郎は心臓病のため14歳であっけなく亡くなり、元は迷い犬だったさくらもその翌日にいなくなってしまいました。

 思い当たるところを何カ月も捜しましたが、今日までさくらについての手掛かりはなく過ぎています。夫と「寅がいなくなって、きっと元の飼い主さんのところに帰ったのだろう」と、自分たちを安心させるように話しています。

 悲しみはいつまでも残り、もう犬は飼うまいと思っていましたが、1年たったころから寂しくなってきました。そして、この年ではもう最後の犬になるかもしれないと思いながら、寅次郎を買った時と同じ柴犬専門の犬舎を訪ねました。

 犬は多産とされるのに、たった1匹しか生まれなかったという豆柴の赤ちゃんを胸に抱いたとたん、離せなくなりました。その子犬が、今年9歳になった凜太郎です。手のひらにのるほど小さかった子犬が、今や8キロの立派な柴犬です。

 一人っ子で母犬の愛情を一身に受けて育ったせいか、凜太郎は鳴くことを知りませんでした。最近はようやく宅配便にワンと吠えるようになりましたが、それ以外は吠えません。

 ほとんど吠えない凜太郎は、近所の人にも可愛がられています。散歩に連れていってくれる方もいて、日に何度も大好きな散歩に行っています。

 散歩の次に好きなのがボール遊びとキャベツです。ボールを蹴ってやるとくわえてきて、何度でもやりたがります。キャベツはだしで煮たのはもちろん、生でも大好きです。

 凜太郎は可愛いことこのうえなく、幸せな日々です。

(永井ミツ子さん/宮崎県/71歳/主婦)

【原稿募集中!】
「犬ばか猫ばかペットばか」では、みなさまからの原稿をお待ちしております。
原稿は800文字程度で、ペットのお写真を添付のうえ、下記メールアドレスまでご送付下さい。
必ず名前、住所、年齢、職業、電話番号のご記入をお願い致します。
尚、掲載は本コーナーと「週刊朝日」の誌面となります。謝礼は6千円。
mypet@asahi.com
※著作権は本社に帰属します


(更新 2020/7/20 )


バックナンバー

コラム一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事
あわせて読みたい あわせて読みたい