第1061回 愛護センターから来たパスカル 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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第1061回 愛護センターから来たパスカル

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 わが家の犬物語です。
 犬を飼いたいという話になりましたが、家族の間で好きな犬種がまとまらず、3カ月ほどが過ぎました。
 そんな時、知人から、初めて飼うのならミックス(雑種)のほうが丈夫だとすすめられ、動物愛護センターに様子を見に行きました。
 たくさんの子犬が遊んでいるのを可愛いねと眺めていると、脚の長いひかえめな子犬がジーッとこちらを見ていました。一緒に行きたいよと言っているようでいじらしくて、結局、彼を引き取ってきました。
 パスカル(雄、写真)と名づけましたが、3カ月ほどは食べることに興味がないのに困り、獣医さんに何度も通いました。今でもドッグフードに選り好みがあるため、肉と魚を交互にして、お米と野菜を添えた食事にしています。
 最初は玄関の内側だけのつもりだったのに、居間などへとパスカルの居場所が広がって、今では大きな犬小屋に私たちが住まわせてもらっている気分です。
 パスカルが家に来てからもう18年になり、子供たちは巣立って、老人と老犬だけになりました。
 パスカルも、見た目は若くても、動作は老犬です。この2、3年は、暑い時はクーラー、寒い時は暖房の利いた快適な所に移動してのんびり寝ています。外への出入りも、段差があると動けないので、彼のために作った小さい階段を使い、用を足しに行きます。
 気分のよい時は、若い時からのお得意のスタイルで遊ぼうと誘ってきますが、3、4回くるくると遊ぶと、疲れたと終わりになります。
 よく他人からパスカルを呼ぶ時は声色が変わると笑われます。同じ家の中で過ごすと、犬と飼い主ではなく同朋という感じになり、お互いもう少し頑張ろうねといたわり合いながら生きるのが楽しみです。

(祖父江恵子さん 愛知県/74歳/主婦)

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(更新 2014/1/30 )


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