RM、グループの活動再開に前向き「BTSは必ずやり遂げる」
RM、グループの活動再開に前向き「BTSは必ずやり遂げる」

 BTSのRMがスペインのニュース・エージェンシーEFEとのインタビューに応じ、韓国軍での兵役を目前に控えている現在、K-POPスーパーグループでのこれまでの歩みと、7人全員が1年半の兵役を終えたあとの将来について自身の考えを述べている。

 グループのメンバー全員が現在、兵役の最中、あるいはその準備のためにソロ・プロジェクトを進めているが、この7人組のリーダーは前向きな姿勢を保とうとしているという。

 28歳のRMは、グループの世界的な成功を維持する厳しさについて、「有名になると、トップを維持することがとても難しくなります。でもBTSは必ずやり遂げると思います。(メンバーが)兵役を終えたらまた集まって、自分たちの間で新しい相乗効果を探して、第二段階に入ります。ですが、いずれにせよ永遠に続くものはありません」と語っている。

 彼のコメントからはポップ音楽界の厳しい現実が感じられるが、RMはBTSの活動休止はアーティストとして “有益なこと”だという。 “個人的に混沌とした瞬間に素晴らしい作品が生まれることもある”からだ。

 2022年末にソロ・アルバム『Indigo』をリリースしたあと、最近RMはインスピレーションを求めて初めてスペインを訪れた。BTSは世界的なパンデミックにより2020年のワールド・ツアーが中止となったため、スペインには行けなかったが、今回の旅でRMはこの国の有名な美術館を訪れ、ゴヤやベラスケス、ピカソなどの作品を堪能するのを楽しみにしていると話している。

 現在BTSのメンバーで入隊しているのはJINだけだが、RMはソロ活動に専念するための休養で、グループや広い音楽界における自身の立ち位置を振り返ることができたという。「BTSのメンバーとして10年間活動したあと、自分が何者なのかわからなくて、知りたくなったんです」と彼は述べ、「僕は10代のラッパーとしてスタートし、その後BTSが始まって、全てがとてもハードでした。グループが活動休止した今、自分の初期の頃やBTSに入った本当の理由を考えるようになりました」と続けている。

 また、BTSのメンバー全員が好きで尊敬しているというアーティストとのコラボレーションの可能性についてもRMは触れた。スペインのスーパースター、ロザリアとスタジオに入る気はあるかと聞かれた彼は、「彼女が望むなら、僕も同じですよ」と答えている。

 RMは先日、「Still Life」と「Wildflower」のビジュアルに続き、『Indigo』から3作目となる「Closer」のミュージック・ビデオを公開した。