故ジェフ・ベックの死をジミー・ペイジらが悼む
故ジェフ・ベックの死をジミー・ペイジらが悼む

 ジェフ・ベックが2023年1月10日に78歳で亡くなったことを受け、多くのミュージシャンがSNSで追悼の言葉を綴っている。

 キッスのジーン・シモンズは「ジェフは唯一無二のギタリストだった」とツイートし、自身のフォロワー達に「ジェフ・ベック・グループの最初の2作のアルバムを聴いてその偉大さを実感してほしい」と呼びかけた。

 80年代のヒット曲「Every Time You Go Away」、「Everything Must Change」で知られているポール・ヤングは「伝説的なギタリスト、ジェフ・ベックの急で悲劇的な死について聞いて絶望しています。彼は誰からも愛される、ギタリストの中のギタリストでした!彼の家族と友人達にお悔やみを申し上げます」とツイートした。

 ジーン・シモンズと共にキッスで活動しているポール・スタンレーは「驚いた。なんて最悪な知らせだ。史上最高のギタリストの一人、ジェフ・ベックが亡くなってしまった。ヤードバーズからジェフ・ベック・グループ、そしてその後も彼は誰にも真似できない道を突き進んできた。君の演奏は永遠に鳴り続ける。@jeffbeckmusic」と投稿した。

 他にも、ブラック・サバスのトニー・アイオミやキンクスのデイヴ・デイヴィスから、ジェネシスのスティーブ・ハケットやレッド・ツェッペリンのジミー・ペイジもツイッターに想いを投稿している。ジミーはジェフを「空気のように音楽を生み出すことができた“6弦の戦士”」と形容した。

 故ジェフ・ベックは生涯を通して17の【グラミー賞】にノミネートされ、その内8度受賞した。また、彼は2度(1992年にヤードバーズのメンバーとして、そして2009年にソロとして)【ロックの殿堂】入りを果たしている。ジェフのディスコグラフィーには、11作のソロ・アルバムに加え、ジェフ・ベック・グループ、ヤードバーズ、そして短命だったベック・ボガート&アピスでの作品も含まれる。生前最後の作品となったのは、2022年7月にリリースされたジョニー・デップとのコラボ作『18』だった。