ハリー・スタイルズ、すでに4thアルバムの制作に取りかかっていることを示唆「常に書いている」
ハリー・スタイルズ、すでに4thアルバムの制作に取りかかっていることを示唆「常に書いている」

 ハリー・スタイルズの次のアルバムと出演映画は、ファンが思っているよりも早く日の目を見るかもしれない。今年5月にリリースされたハリーの最新アルバム『ハリーズ・ハウス』は、チャートで好調に推移し続けており、年内に2本の主演映画も公開される予定だ。そんな中、彼はすでに次のアルバムの制作中であることを明かした。

 ハリーは、米ローリング・ストーン誌のカバー・ストーリーのインタビューで、最新作『ハリーズ・ハウス』をリリースしたばかりにもかかわらず、コラボレーターのミュージシャンのチームとともに、4枚目のアルバムの構想を練り始めていると打ち明けた。米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で通算10週目の1位を獲得したシングル「アズ・イット・ワズ」の成功と『ハリーズ・ハウス』と2ndアルバム『ファイン・ライン』を引っさげた【ラブ・オン・ツアー】の真っ最中だが、曲のイメージを思い描くことが止められないようだ。

 実際、ハリーは次のアルバムの作曲とレコーディングに必要なスタジオでの時間を考慮して、米ロサンゼルス、ニューヨーク、オースティン、シカゴに長期滞在するために、各都市で複数日の公演を行うツアーを組んでいる。彼は、「常に(曲を)書いています」と同誌に述べ、「私たちみんなが、また(アルバム制作に)取り掛かることにワクワクしているんだと思います。アルバムを出したばかりなので、正気とは思えないように感じますが」と説明した。

 また、クリストファー・ノーラン監督による2017年の映画『ダンケルク』で脇役を演じたのを皮切りに、俳優としてのキャリアを着実に築いていることにも率直に語った。ハリーのガールフレンドであるオリヴィア・ワイルドが監督し、フローレンス・ピューと共演した1950年代を舞台にしたスリラー映画『ドント・ウォーリー・ダーリング』は今年9月23日に、マイケル・グランデージが監督を務め、エマ・コリンとデビッド・ドーソンと共に主演する『僕の巡査』は今年10月21日に全米公開される。

 サイモン・コーウェルによってオーディション番組で結成されたワン・ダイレクション時代からのキャリア・チャンスについて、ハリーは「“Xファクター”以来、私の人生のすべてがボーナスのようなものです」と振り返った。「テレビに出て、歌う。そんなことを予想していなかったし、実現するとは思いもしませんでした」と付け加えた。

 さらに、ハリーは、今後の映画のプロジェクトの1つとして、マーベル映画でエロス役を続投することを示唆した。現在までのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)で最も恐ろしい悪役はサノスだが、エロスは、その超人的でプレーボーイな弟だ。2021年の『エターナルズ』のエンド・クレジット後に、ハリーはエロス役として数秒だけ登場しており、将来MCU作品に本格的に出演するのではないかと長い間憶測されていた。今年7月、マーベルのケヴィン・ファイギ社長はハリーが同役を再び演じることを予告していた。

 同誌のインタビューで、ハリーはエロス役を再び演じることについては口を閉ざしたままだった。しかし、『エターナルズ』のカメオ出演について、「もしあれだけだったら、愉快だよね?」と話している。